---
title: "AI向けレーザーで受注倍増 アイクストロン、26年見通しは据え置き"
description: "第3四半期(7~9月)の受注額(速報値)が約2億7500万ユーロと前年同期の2倍超となったのを受け、独レーザー製造装置メーカーの株価は10月16日、約10%急騰した。2026年の見通しは動いておらず、市場が値付けをし直しているのは2027年だ。"
publisher: "The Inference"
section: "Silicon"
published: 2026-10-16T13:04:46.359Z
modified: 2026-10-16T13:04:46.359Z
canonical: https://theinference.org/article/aixtron-s-orders-doubled-on-ai-lasers-its-2026-forecast-didn-t-move/ja
language: ja
keywords: "Semiconductors, AI Data Centers, Earnings, Optical Networking, Germany"
---

# AI向けレーザーで受注倍増 アイクストロン、26年見通しは据え置き

> 第3四半期(7~9月)の受注額(速報値)が約2億7500万ユーロと前年同期の2倍超となったのを受け、独レーザー製造装置メーカーの株価は10月16日、約10%急騰した。2026年の見通しは動いておらず、市場が値付けをし直しているのは2027年だ。

## 前日13%急落、翌朝10%急騰

半導体レーザー素子の内部に結晶層を成長させる製造装置を手がける[アイクストロン](https://theinference.org/markets/companies/aixtron)(FSE: AIXA)は10月15日、[2026年第3四半期(7~9月)の受注額が約2億7500万ユーロ(3億900万ドル)になったと速報](https://www.investegate.co.uk/announcement/eqs/aixtron-se--0np9/eqs-news-aixtron-q3-2026-order-intake-and-o-/9825764)で明らかにした。アナリスト予想(コンセンサス)は2億1460万ユーロ、前年同期は1億2400万ユーロだった[1][7]。営業利益は約5700万ユーロで、営業利益率は31%(前年同期は13%)。売上総利益率は約48%だった[1]。

市場は2度、大きく揺れた。株価は10月15日、AI関連株の急落に巻き込まれて13%近く下落。翌16日朝には独店頭取引市場トラデゲート(Tradegate)で約10%急騰し、独主要証券取引所クセトラ(Xetra)での前日終値30.98ユーロから34.14ユーロへ上昇した[2][3]。過去12か月のレンジは依然として11.68~62.66ユーロだ[3]。

## 上振れても26年見通しは動かず

投資家が真っ先に確認する売上高は約1億8400万ユーロで、会社側が示した1億8000万ユーロ(±2000万ユーロ)の範囲に収まったにとどまった[1]。[2026年の見通しは動いていない](https://www.semiconductor-today.com/news_items/2026/aug/aixtron-100826.shtml)。売上高5億6000万ユーロ(±3000万ユーロ)、営業利益率17~20%とする[4]。第1四半期(1~3月)は売上高5940万ユーロで2230万ユーロの営業赤字を計上した。JPモルガンのクレイグ・マクダウェル(Craig McDowell)氏は、製品ミックスが正常化するにつれ第4四半期(10~12月)の売上総利益率は軟化し、通期はこの範囲内に収まるとみている[4][2]。

受注は別の筋書きを語る。受注額は顧客が発注を確定させた時点で計上され、装置が製造・出荷されて売上高として計上されるより相当早い。直近3四半期では1億7140万ユーロ、2億1450万ユーロ、2億7500万ユーロと増え続け、第3四半期売上高の約1.5倍に達した[1][4][5]。フェリックス・グラヴェルト最高経営責任者(CEO)も自らの発言の照準を来年に合わせた。受注について「2027年の事業見通しを明確に強化する」[1]と述べた。

*Chart: **受注額は1年で倍以上に膨らみ、売上高を上回る** 2025年第3四半期から2026年第3四半期までのアイクストロンの四半期別受注額と売上高を比較した棒グラフ*

*会社資料、単位は100万ユーロ。2026年第1・第2四半期は2026年8月10日付の半期報告書から、2026年第3四半期の数値は2026年10月15日発表の速報値。 [1][4]*

## 品不足は一段、川上へ

受注台帳を埋めるのは一つの製品需要だ。AIデータセンターのラック間でデータをやり取りする光リンク向けのレーザー製造装置だ。光半導体・通信機器向けは装置売上高に占める割合が2025年上半期の9%から1年後には54%に膨らみ、一方、パワー半導体向けは71%から22%へと縮小した[4]。

*Chart: **光半導体・通信向け、1年で装置売上高の1割から過半へ** 棒グラフ:アイクストロンの装置売上高に占める光半導体・通信機器向けの割合は2025年上半期の9%から1年後には54%に上昇し、パワー半導体向けは71%から22%に低下した*

*用途別にみたアイクストロンの装置売上高構成比。2025年上半期と2026年上半期の比較。出典:Semiconductor Today、2026年8月10日付 [4]*

川下はすでに売り切れている。[ルーメンタム](https://theinference.org/markets/companies/lumentum)のマイケル・ハールストン(Michael Hurlston)最高経営責任者(CEO)は10月9日、AI向け光部品について「完全に売り切れている」と述べ、一部製品では需要の約7割が来年まで満たされないと明らかにした。[エヌビディアはルーメンタムとコヒーレントにそれぞれ20億ドルを出資して](https://theinference.org/article/nvidia-invested-2-billion-in-coherent-insiders-sold-1-1-billion-in-a-year-and-bought-none)供給を確保しようとしている[6]。アイクストロンはこうしたメーカーに製造装置を売っており、入金は早い。前受金は6月末時点で1億9700万ユーロに達し、受注残高4億5690万ユーロの43%を占めた[4]。

## 強気材料は2026年ではなく2027年

市場で見方が割れているのは方向性ではなく、その時期だ。[JPモルガン](https://theinference.org/markets/companies/jpmorgan-chase)は[今回の事前発表が短期・中期の双方で業績予想の引上げにつながるとみている](https://finance.yahoo.com/markets/stocks/articles/aixtron-shares-rally-third-quarter-075408300.html)[7]。[ジェフリーズ](https://theinference.org/markets/companies/jefferies)のオム・バフダ(Om Bakhda)アナリストは、今回の受注の加速は2027年の売上高が現在の予想を相当に上回ることを示唆すると指摘する[2]。ドイツ銀行だけは投資判断「中立」を維持し、目標株価は44ユーロとしている[3]。

## 10月29日、受注台帳の中身が問われる

10月29日の正式決算では、9カ月間の業績数字とともに、受注残高がどれだけ売上に転じるかの最初の試金石が示される[1]。焦点は、受注残高が売上総利益率48%前後を保ったまま売上高へと結実するかどうかだ。

リスクは需要の集中にある。受注台帳を支える需要の担い手はAI向けレーザー一つで、CPO(コ・パッケージド・オプティクス。レーザーを独立したモジュールではなくスイッチチップに組み込む方式)への移行や、一社の顧客による発注時期の見直しがあれば、業績の実現は後ずれしかねない[5]。[エヌビディア](https://theinference.org/markets/companies/nvidia)はレーザーメーカーの囲い込みに1社あたり20億ドルを投じている。今回のアイクストロンの四半期決算が示すのは、品不足が一段、川上——レーザーを作る装置——へ移った、ということだ[6]。

## Takeaway

第3四半期(7~9月)の受注額(速報値)は約2億7500万ユーロと前年同期の2倍超となり、アイクストロンの株価を約10%押し上げた。ただし2026年の見通しは売上高5億6000万ユーロ(±3000万ユーロ)のまま据え置かれ、市場が値付けをし直しているのは2027年だ。

## Sources

1. [EQS-News via Investegate, "AIXTRON Q3 2026: Order intake and operating profitability significantly exceed market expectations," 15 October 2026](https://www.investegate.co.uk/announcement/eqs/aixtron-se--0np9/eqs-news-aixtron-q3-2026-order-intake-and-o-/9825764)
2. [dpa-AFX via MarketScreener, "Aixtron rebounds, strong quarter lifts market expectations," 16 October 2026](https://www.marketscreener.com/news/aixtron-rebounds-strong-quarter-lifts-market-expectations-ce785cdad980ff2d)
3. [AD HOC NEWS, "Aixtron reports EUR 275 million orders. October 29 results test Aixtron stock," 16 October 2026](https://www.ad-hoc-news.de/boerse/news/corporate-news/aixtron-reports-eur-275-million-orders-october-29-results-test-aixtron-stock/70336998)
4. [Semiconductor Today, "Aixtron's revenue almost doubles in Q2/2026, driven by opto boom," 10 August 2026](https://www.semiconductor-today.com/news_items/2026/aug/aixtron-100826.shtml)
5. [AInvest, "AIXTRON's Q3 'Beat' Is an Orders Story - and It's Mostly a 2027 Play," 16 October 2026](https://www.ainvest.com/news/aixtron-q3-beat-orders-story-2027-play-2610/)
6. [The Inference, "Nvidia invested $2 billion in Coherent; insiders sold $1.1 billion in a year and bought none," 13 October 2026](https://theinference.org/article/nvidia-invested-2-billion-in-coherent-insiders-sold-1-1-billion-in-a-year-and-bought-none)
7. [Investing.com via Yahoo Finance, "Aixtron shares rally as third-quarter orders top estimates," 16 October 2026](https://finance.yahoo.com/markets/stocks/articles/aixtron-shares-rally-third-quarter-075408300.html)


---

AI向けレーザーで受注倍増 アイクストロン、26年見通しは据え置き — The Inference. Canonical: https://theinference.org/article/aixtron-s-orders-doubled-on-ai-lasers-its-2026-forecast-didn-t-move/ja
