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title: "monday.com、AI・研究開発・製品のトップが退社へ 株価90.37ドルでもアナリストの目標は111.70ドル"
description: "monday.comはAIファーストのプラットフォームに会社の将来を懸けている。だが、そのプラットフォームと研究開発、製品を率いる幹部らが1カ月以内にそろって去ろうとしている。市場は今なおこの転換を1株111.70ドルと値付けするが、株価は90.37ドルで推移している。"
publisher: "The Inference"
section: "Markets"
published: 2026-10-18T13:24:46.789Z
modified: 2026-10-18T13:24:46.789Z
canonical: https://theinference.org/article/monday-com-s-ai-r-d-and-product-leaders-are-leaving-analysts-still-target-111-70-on-a-90-37-stock/ja
language: ja
keywords: "Monday.com, AI, Layoffs, Analyst Ratings, Software, Executive Exits"
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# monday.com、AI・研究開発・製品のトップが退社へ 株価90.37ドルでもアナリストの目標は111.70ドル

> monday.comはAIファーストのプラットフォームに会社の将来を懸けている。だが、そのプラットフォームと研究開発、製品を率いる幹部らが1カ月以内にそろって去ろうとしている。市場は今なおこの転換を1株111.70ドルと値付けするが、株価は90.37ドルで推移している。

## 方向転換の設計者たちが去っていく

Orly Stern Izhaki氏が統括するのは、[monday.com](https://theinference.org/markets/companies/monday-com)のAIワークプラットフォーム(AI Work Platform)部門だ。従業員とAIエージェントがタスクを共有するワークスペースで、同社が「会社の未来」と位置づける製品のために設けた役職である。Izhaki氏は今月中にも退社する見通しで、研究開発(R&D)担当バイスプレジデント、製品担当バイスプレジデント、同社で6年務めるシニアITディレクターもともに去る。この動きに先立ち、R&D担当バイスプレジデントが9月に退社していた[1]。同社は一連の退任について、経営側の決定と、幹部各自の進路をめぐる個人的な選択が混在したものだと説明した[1]。

## 全社員の2割が対象、純コスト4500万〜5500万ドル

[幹部らが担うはずだった組織再編は7月に発表された](https://www.calcalistech.com/ctechnews/article/2wsa7rgfb)。対象は全従業員の約2割(推計620〜630人)で、純コストは4500万〜5500万ドル、完了は2026年末を見込む[1]。共同創業者で共同最高経営責任者(CEO)の[Eran Zinman](https://theinference.org/markets/people/eran-zinman)氏は当時、従業員に対しこの決定は「コスト削減や人員のAIへの置き換えを目的としたものではない」と語り、AIファーストのビジョンに組織を適応させる動きだと位置づけた[3]。

*Chart: **売上高は伸び続けるが、成長率は減速** 2024年1〜3月期から2026年4〜6月期までのmonday.comの四半期別売上高(100万ドル単位)。SEC提出資料に基づく。*

*monday.comのSEC提出資料に基づく四半期別売上高(100万ドル単位)。2026年4〜6月期の売上高は3億6460万ドルで、前年同期比21.9%増と市場予想を上回った。 [9]*

## 掲げた戦略と、それを掘り崩す兆候

厄介なのは、時系列が戦略と噛み合っていないことだ。7月の発表では、この転換によってmonday.comは「AI関連の戦略領域への投資を継続できる」とされていた[1]。ところがわずか四半期後、AI、R&D、製品を率いる幹部が去り、ザックス(Zacks)は10月16日に投資判断を「保有」へ引き下げた[2]。

業績数値そのものは問題ではない。2026年4〜6月期の売上高は3億6460万ドルで、前年同期比21.9%増と市場予想を上回った。[1株当たり利益(EPS)は1.48ドルで、コンセンサス予想の1.11ドルを上回った](https://www.marketbeat.com/instant-alerts/analyst-mondaycom-nasdaq-mndy-cut-to-hold-at-zacks-research-2026-10-17/)[2][9]。上半期(1〜6月)の売上高は7億1590万ドルに達した[1]。AI製品による年間経常収益(ARR)は1〜3月期から倍増し、当四半期の純増ARRの17%を占めた[1]。年5万ドル超を支払うエンタープライズ顧客は287社増え、合計4834社となった[6]。

## AIは純増ARRの17%、総ARRでは約1%

売りを誘っているのは別の数字だ。売上成長率は2024年半ばの34%から2026年4〜6月期の21.9%へと、9四半期連続で低下している[9]。上半期には2140万ドルの組織再編費用を計上した[1]。10月12日に投資判断を引き下げた[バークレイズ](https://theinference.org/markets/companies/barclays)は、[AIは現在、純増ARRの17%を占める一方で総ARRでは約1%にとどまる](https://seekingalpha.com/news/4652066-hubspot-and-mondaycom-downgraded-by-barclays-on-ai-concerns)と分析。「中核事業の減速に歯止めをかけるほどの規模はない」と指摘し、ネットドルリテンション(既存顧客の収益維持率)は108%へ向かいつつあるとした[4]。[JPモルガン](https://theinference.org/markets/companies/jpmorgan-chase)は9月29日、「20%規模のRIF(人員削減)の直後」とされる純増ARRへの逆風を理由に投資判断を引き下げ済みだった。ネットドルリテンションは110%から109%へ緩み、顧客が最先端モデル(フロンティアモデル)など代替の選択肢を検討する中で営業サイクルも長期化しているとみている[8]。[Yahoo Finance](https://finance.yahoo.com/markets/stocks/articles/q2-earnings-highlights-monday-com-151131815.html)の4〜6月期決算まとめでは、同メディアが追跡する生産性ソフトウエア16社の中で最も弱い業績見通しの更新だったとされた[6]。

*Chart: **成長率、9四半期連続で減速** 2024年1〜3月期から2026年4〜6月期までの四半期別売上高前年同期比伸び率(%)。monday.comのSEC提出資料から算出*

*SEC提出資料に基づく売上高の前年同期比伸び率(%)。成長率は2024年4〜6月期の34.4%から2026年4〜6月期の21.9%へと9四半期連続で低下した [9]*

## 強気には決算数字、弱気には時系列

最も有力な反論には、確かな裏付けがある。同社は従業員の2割を減らしながら22%の成長を続けており、これは引き締まった事業モデルならではの計算だ。ザックス(Zacks)は10月14日、バークレイズの格下げから2日後に、直近3カ月でコンセンサスの利益予想が47.3%上方修正されたのを受け、投資判断を「ストロングバイ」に引き上げた[5]。今も12人のアナリストが同社株を「買い」と評価している[2]。ルネサンス・テクノロジーズは2026年1〜3月期に保有株式を93%増やした[2]。

## 株価はすでに答えを出した

だが、最も有力な反論をもってしても、時系列の問題は解決しない。テッククランチ(TechCrunch)は7月25日、人員削減の理由にAIを挙げた企業は、発表後30営業日の値動きでナスダック総合株価指数をほぼ10%下回ったとの英フィナンシャル・タイムズの分析を伝えた[3]。monday.com自身の株価もこの型にはまっている。終値は90.37ドルで、年初来37%安、過去12カ月ではほぼ半値だ[2]。市場はこの1年、[セールスフォース](https://theinference.org/markets/companies/salesforce)からブロックまで並ぶ企業から、[利益に先立つピボットの物語](https://theinference.org/article/hubspot-cuts-nearly-660-jobs-7-of-staff-as-barclays-dates-its-ai-payoff-to-late-2027)を聞かされ続けてきた。そしていま、AIを作りつつある経営陣が仕事をやり終えるより先に、成長エンジンの方がAIの成功を必要とする——そんな企業として、monday.comを値付けしている[3]。

## 決め手は何か

アナリスト平均の目標株価は111.70ドルで、直近の株価を24%上回る[2]。この差が埋まる方向は二つに一つだ。2027年初めに発表される2026年10〜12月期決算で、AI製品のARRが引き続き倍増し、ネットドルリテンション(既存顧客の収益維持率)が安定に向かえば、勝つのは強気派だ。一方、AIワークプラットフォーム(AI Work Platform)を率いるバイスプレジデント以降も退職が続けば、7月に去った620〜630人は削減の全容ではなく初弾だったと見えてくる。見るべきは業績見通しではなく、幹部の顔ぶれだ。売上高はSEC提出資料が裏付ける。確信のほどは、去っていく人が裏付ける。

## 出典

1. Calcalist/CTech『monday.com、AI関連の組織再編の中で幹部退任が相次ぐ』2026年10月17日。2. MarketBeat『monday.com(NASDAQ:MNDY)、ザックス(Zacks)リサーチが投資判断「保有」に引き下げ』2026年10月17日。3. テッククランチ(TechCrunch)『monday.com、人員削減をAIのせいにしたテック企業の最新例』2026年7月25日。4. Seeking Alpha『AI懸念でバークレイズが[HubSpot](https://theinference.org/markets/companies/hubspot)とmonday.comを格下げ』2026年10月12日。5. [ザックス(Zacks)インベストメント・リサーチ(MSN経由)](https://www.msn.com/en-us/money/top-stories/monday-com-mndy-upgraded-to-strong-buy-here-s-what-you-should-know/ar-AA2efiw8)『monday.com(MNDY)、投資判断「ストロングバイ」に引き上げ』2026年10月14日。6. Yahoo Finance『2026年4〜6月期決算ハイライト:monday.com対生産性ソフトウエア同業他社』2026年9月15日。7. Seeking Alpha『monday.com Ltd.(MNDY)2026年4〜6月期決算説明会の書き起こし』2026年8月10日。8. Seeking Alpha『成長面の課題でJPモルガンが格下げ、monday.com株は下落』2026年9月29日。9. [monday.comの四半期別決算数値(SEC提出資料)](https://www.sec.gov/cgi-bin/browse-edgar?action=getcompany&CIK=0001845338)、2026年10月18日取得。

## Takeaway

monday.comの問題は、決算数字ではない。成長率は9四半期連続で減速し、AI・研究開発・製品の指導陣は去ろうとしている。市場の111.70ドルという目標株価が賭けているのは、業績見通しではなく実行力だ。

## Sources

1. [Calcalist/CTech, Monday faces senior management exits amid AI restructuring, 17 October 2026](https://www.calcalistech.com/ctechnews/article/2wsa7rgfb)
2. [MarketBeat, monday.com (NASDAQ:MNDY) Cut to Hold at Zacks Research, 17 October 2026](https://www.marketbeat.com/instant-alerts/analyst-mondaycom-nasdaq-mndy-cut-to-hold-at-zacks-research-2026-10-17/)
3. [TechCrunch, Monday.com is the latest tech company to blame AI for layoffs, here are 20 others, 25 July 2026](https://techcrunch.com/2026/07/25/the-running-list-major-tech-layoffs-in-2026-where-employers-cited-ai/)
4. [Seeking Alpha, HubSpot and monday.com downgraded by Barclays on AI concerns, 12 October 2026](https://seekingalpha.com/news/4652066-hubspot-and-mondaycom-downgraded-by-barclays-on-ai-concerns)
5. [Zacks Investment Research via MSN, Monday.com (MNDY) upgraded to strong buy, 14 October 2026](https://www.msn.com/en-us/money/top-stocks/monday-com-mndy-upgraded-to-strong-buy-here-s-what-you-should-know/ar-AA2efiw8)
6. [Yahoo Finance, Q2 Earnings Highlights: monday.com vs the rest of the productivity software stocks, 15 September 2026](https://finance.yahoo.com/markets/stocks/articles/q2-earnings-highlights-monday-com-151131815.html)
8. [Seeking Alpha, Monday.com slips as JPMorgan downgrades on growth challenges, 29 September 2026](https://seekingalpha.com/news/4647926-monday-com-slips-as-jpmorgan-downgrades-on-growth-challenges)
9. [monday.com quarterly figures from SEC filings, retrieved 18 October 2026](https://www.sec.gov/cgi-bin/browse-edgar?action=getcompany&CIK=0001845338)


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monday.com、AI・研究開発・製品のトップが退社へ 株価90.37ドルでもアナリストの目標は111.70ドル — The Inference. Canonical: https://theinference.org/article/monday-com-s-ai-r-d-and-product-leaders-are-leaving-analysts-still-target-111-70-on-a-90-37-stock/ja
