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title: "ウォール・ストリート・ジャーナル、配信6番組で視聴者7500万人を想定 広告単価は未検証"
description: "社内文書が描くのは、ペイウォールからライブ配信やクリエイター主導のテレビへと攻めるダウ・ジョーンズの動きだ。視聴者は7500万人に達すると想定し、広告単価はユーチューブの3~5倍を取りにいく。未検証なのは、まさにこの上乗せ分である。"
publisher: "The Inference"
section: "Platforms"
published: 2026-10-20T23:31:58.669Z
modified: 2026-10-20T23:31:58.669Z
canonical: https://theinference.org/article/the-wall-street-journal-s-six-show-streaming-plan-projects-75-million-viewers-on-unproven-ad-rates/ja
language: ja
keywords: "Streaming, Media, Advertising, News Corp, YouTube"
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# ウォール・ストリート・ジャーナル、配信6番組で視聴者7500万人を想定 広告単価は未検証

> 社内文書が描くのは、ペイウォールからライブ配信やクリエイター主導のテレビへと攻めるダウ・ジョーンズの動きだ。視聴者は7500万人に達すると想定し、広告単価はユーチューブの3~5倍を取りにいく。未検証なのは、まさにこの上乗せ分である。

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はこの夏、テレビネットワークの構想を練っていた。[ビジネス・インサイダーが閲覧した社内文書](https://www.businessinsider.com/wsj-planning-big-push-into-streaming-tv-courted-emily-sundberg-2026-10)によれば、計画は6本の配信番組だ。軸となるのは60分の生放送の朝番組で、制作はジェフ・ザッカー氏のRedBird IMIが出資するスタジオ「EverWonder」が担う。もう一つの柱は「The Exchange with Emma Tucker」で、「格式あるインタビュー番組シリーズ」と位置づけ、[マイクロソフト](https://theinference.org/markets/companies/microsoft)の[サティア・ナデラ](https://theinference.org/markets/people/satya-nadella)氏、JPモルガンのジェイミー・ダイモン氏、[ブラックロック](https://theinference.org/markets/companies/blackrock)のラリー・フィンク氏をゲスト候補に挙げている[1]。文書はこの市場が空白だと主張する。ビジネスパーソン向けの朝のテレビでは「この10年」、新しい番組が登場していないという[1]。

## 賭けの成立条件は、誰も証明していない広告単価

ペイウォールに次ぐ、第二の収益エンジンが狙いだ。WSJを発行するダウ・ジョーンズはニューズ・コープ(NWSA)傘下の事業で、2026年6月期に25億ドル弱の収益と、セグメントEBITDA(利払い・税金・償却前利益)6億6300万ドルを計上した。[経営陣は2030年6月期までにEBITDA10億ドルを目指すと、投資家に伝えている](https://finance.yahoo.com/quote/NWSA/earnings/NWSA-Q4-2026-earnings_call-662797.html)[3]。

*Chart: **ニューズ・コープ、2026年6月期は増収率6.8%と再加速** ニューズ・コープの連結収益(2024年6月期、25年6月期、26年6月期)の縦棒グラフ。82億5000万ドルから84億5000万ドル、90億3000万ドルへと増える*

*ニューズ・コープの連結収益(各年6月期、単位は10億ドル、米証券取引委員会(SEC)提出書類より)。動画番組の制作費はこの収益の枠内で賄われる [4]*

この番組群の採算は、想定の上に成り立っている。ダウ・ジョーンズのSNSリーチで視聴者約7500万人、2028年6月期までに月間560万時間超の視聴時間、広告単価はビジネス系コンテンツが[ユーチューブ](https://theinference.org/markets/companies/alphabet)で稼ぐ額の3~5倍。週20時間の番組編成を、広告つきの無料配信チャンネルへと育てる計画だ[1]。

*Chart: **番組群の広告単価、ユーチューブのビジネス系の3~5倍に設定** WSJの番組群の想定広告単価を、ユーチューブのビジネス系コンテンツを1として指数化した縦棒グラフ。ユーチューブのビジネス動画が1、番組群は3と5*

*WSJの動画番組群について、ビジネス系コンテンツがユーチューブで稼ぐ額を1倍とした場合の想定広告単価の倍率。ビジネス・インサイダーが伝えた内部資料による。3~5倍という幅はあくまで想定で、成約済みの単価ではない [1]*

## 組織図は動いた、1人のクリエイターが去った

エミリー・サンドバーグ氏は、自身の日刊ニュースレター「Feed Me」を「Feed Me, On Camera」と題するシリーズにする企画をめぐり、数週間前に交渉から離脱した[1]。戦略を知る関係者によれば、日程も提携先も依然として流動的だという[1]。ダウ・ジョーンズはこの方針を公式に認め、動画を「主要な戦略的優先事項」と位置づけた。あわせて番組編成・コンテンツ責任者を募集しており、基本給は最大33万ドルとしている[1]。

組織再編はすでに動き出している。[7月にサマンサ・ヘニグ氏が、動画と音声を統括するマルチメディア責任者として加入](https://digiday.com/future-of-tv/future-of-tv-briefing-inside-the-wall-street-journals-new-shows-strategy/)し、音声部門トップの職務は「番組シニアディレクター」へと再定義された。チームは番組ごとに組み直され、動画、SNS、ニュースレター、ライブイベントの専任スタッフをそろえていく[2]。動画チームは4月までに3分の1増えて65人になっていた[1]。

## 今も稼ぎ頭はサブスクリプション

最も強い反証は、WSJ自身の損益計算書だ。6月末までの四半期にデジタル購読数は8%増の450万件となり[1]、ダウ・ジョーンズは通期の広告収入が増加に転じるのは4年ぶりで、最終四半期のデジタル広告は10%増となった。同紙はデジタル版の定価も44.99ドルに引き上げた[3]。サブスクリプションというエンジンは、動画がなくても成長を複利で積み重ねていける。

注視したいのは、番組編成・コンテンツ責任者の採用が実現するかどうか、The Infatuationやエミー賞受賞ジャーナリストのアーメン・ケテイヤンとの交渉が契約済み番組として結実するかどうか、そして11月のダウ・ジョーンズ次回決算までに番組群の何が生き残るかだ[1]。プロフェッショナルな朝のテレビは10年間、空席のまま放置されてきた。なぜなのか。WSJはいま、金をかけてその答えを探そうとしている。

## Takeaway

ダウ・ジョーンズは6番組の配信ラインナップを構築している。視聴者7500万人、広告単価はユーチューブの3~5倍を見込む。計画が成り立つのは、広告主が実際にその上乗せ単価を払う場合だけだ。

## Sources

1. [Business Insider, "The Wall Street Journal has been planning a big push into streaming TV, and courted Feed Me's Emily Sundberg for a show", 20 October 2026](https://www.businessinsider.com/wsj-planning-big-push-into-streaming-tv-courted-emily-sundberg-2026-10)
2. [Digiday, "Future of TV Briefing: Inside The Wall Street Journal's new shows strategy", 23 September 2026](https://digiday.com/future-of-tv/future-of-tv-briefing-inside-the-wall-street-journals-new-shows-strategy/)
3. [Yahoo Finance, "News Corporation (NWSA) Q4 FY2026 earnings call transcript", 5 August 2026](https://finance.yahoo.com/quote/NWSA/earnings/NWSA-Q4-2026-earnings_call-662797.html)
4. [News Corp (Class A) annual figures from its SEC filings, retrieved 20 October 2026](https://www.sec.gov/cgi-bin/browse-edgar?action=getcompany&CIK=0001564708)


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ウォール・ストリート・ジャーナル、配信6番組で視聴者7500万人を想定 広告単価は未検証 — The Inference. Canonical: https://theinference.org/article/the-wall-street-journal-s-six-show-streaming-plan-projects-75-million-viewers-on-unproven-ad-rates/ja
