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title: "ワークデイ、AIエージェントが打ち負かすべき競合はセイルポイント パートナーのオクタではなく"
description: "ワークデイの販売責任者ロブ・エンスリン氏は、C1.aiの競合について「オクタよりもセイルポイントになる」と述べた。その数日前、セイルポイントは、ワークデイのエージェントが置き換えることになるエージェント・ガバナンス層の提供を11月に始めると表明していた。時価総額113億2000万ドルの専業は、自分が標的だと知ったばかりだ。"
publisher: "The Inference"
section: "Markets"
published: 2026-10-16T19:23:32.708Z
modified: 2026-10-16T19:23:32.708Z
canonical: https://theinference.org/article/workday-named-sailpoint-not-its-partner-okta-as-the-rival-its-ai-agents-must-beat/ja
language: ja
keywords: "Identity Security, AI Agents, Workday, SailPoint, Okta, M&A"
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# ワークデイ、AIエージェントが打ち負かすべき競合はセイルポイント パートナーのオクタではなく

> ワークデイの販売責任者ロブ・エンスリン氏は、C1.aiの競合について「オクタよりもセイルポイントになる」と述べた。その数日前、セイルポイントは、ワークデイのエージェントが置き換えることになるエージェント・ガバナンス層の提供を11月に始めると表明していた。時価総額113億2000万ドルの専業は、自分が標的だと知ったばかりだ。

## 競合、名指しされる

10月16日、ラスベガスで開かれた年次カンファレンス「Workday Rising」の報道陣向け円卓会見で、[米ワークデイ](https://theinference.org/markets/companies/workday)のロブ・エンスリン社長（チーフ・コマーシャル・オフィサー）に、アイデンティティー市場が固唾を飲んで待っていた質問が飛んだ――ワークデイは10年来のパートナーである[米オクタ](https://theinference.org/markets/companies/okta)と競う形で、アイデンティティーガバナンス（identity governance）を売るのか。エンスリン氏は買収予定のC1.aiをどう市場投入するかを決める立場にある。[その答えが線を引いた](https://itwire.com/business-it-news/data/workdays-rob-enslin-says-c1s-real-rival-is-sailpoint-as-apj-customers-ask-how-to-stop-experimenting-with-ai)。「われわれの競合はオクタよりも[セイルポイント](https://theinference.org/markets/companies/sailpoint)になる。オクタはアクセスを担う。C1はガバナンスの比重がずっと大きい」[1]

その2日前、同社の[アニール・ブスリ](https://theinference.org/markets/people/aneel-bhusri)CEOはさらに歯に衣着せぬ物言いをしていた。「明日オクタへのアクセスを遮断すれば、向こうは廃業するだろう」――[経営幹部向けの記者質疑](https://itwire.com/business-it-news/data/it-will-never-be-so-slow-again-workday-s-top-brass-on-agents-identity-and-the-cost-of-tokens)でそう述べ、アイデンティティーはワークデイが保有する人事（HR）システムから始まると主張した[4]。エンスリン氏はこの発言を和らげ、顧客はアクセスにはオクタを残し、ガバナンスにはワークデイのC1を並べて導入する可能性が高いと説明した[1]。だが、名指しされた競合はパートナーではない。セイルポイントである。

## 盤上の賭け金

米セイルポイントはテキサス州オースチンに本社を置くアイデンティティーセキュリティー専業で、ナスダックにティッカー「SAIL」で上場している。[10月16日の終値は19.96ドル](https://www.coingecko.com/en/stocks/sailpoint)で、時価総額は113億2000万ドル。過去52週の安値～高値は10.31～23.85ドルで、年初来ではまだ1.3%下落している[3]。C1.aiの買収側は、自社のエージェントが置き換えるべき相手がどの企業かを、この市場に向けて示したばかりだ。その相手は、ワークデイの下でアクセス層を支えるパートナーではない。あらゆるアイデンティティープロバイダーの上に位置する、中立のガバナンス層である。

## ワークデイが狙う層

エンスリン氏がそう語る10日前、セイルポイントはワークデイがいま踏み込むまさにその領域を、先にわが物にしていた。自社カンファレンス「Navigate」で、最高技術責任者（CTO）のチャンドラ・グナナサンバンダム（Chandra Gnanasambandam）氏は、セイルポイントを、オクタや[マイクロソフト](https://theinference.org/markets/companies/microsoft)の「Entra」、Pingがユーザーやエージェントを認証した後でも、アクセスを許すかどうかをリアルタイムで判定する「ポリシー判断ポイント」だと位置づけた[2]。ワークデイの対抗策は「エージェント・システム・オブ・レコード（Agent System of Record）」だ。従業員を登録するのと同じ要領で、あらゆるAIエージェントにID、ルール、アクセス権限、監査可能性を持たせて登録する[1]。さらに[C1.aiの買収発表](https://www.tmcnet.com/usubmit/2026/10/13/10461778.htm)は、統合後の会社が「人、資金、エージェントのためのアイデンティティーガバナンス層」になると明記している[5]。層は2つ、予算は1つ。

## 動かぬ証拠

セイルポイントは戦いを待っていない。同社の「Agentic Fabric」と、説明会の約90日前に買収したクレデンシャル（認証情報）管理の新興企業エントロ（Entro）は、11月に完全統合されて一般提供される予定だ。[Navigateで発表した機能の大半は11月1日か年末の投入となる](https://www.marketbeat.com/instant-alerts/event-sailpoint-unveils-ai-identity-agents-runtime-controls-at-navigate-2026-10-14/)[2]。世界最大級の銀行の一つが、12月か1月の投入を目指す、アクセス認定を自動化するエージェントのデザインパートナーとして契約を結んだ[2]。その土台の事業も成長している。[2026年7月31日に終了した四半期の売上高は3億880万ドル](https://www.sec.gov/cgi-bin/browse-edgar?action=getcompany&CIK=0002030781)で、前年比16%超の増収は7四半期連続だ。ただし、その伸び率は1年前の33.1%からは鈍っている[7]。

*Chart: **売上高を伸ばし続けるセイルポイント、いまやワークデイの標的に** セイルポイントの四半期売上高を8四半期分示した折れ線グラフ。2024年10月31日に終了した四半期の2億3530万ドルから、2026年7月31日に終了した四半期の3億880万ドルまで増加し、2025年1月期四半期以降はどの四半期も前年比伸び率が16%超を維持している。最終点には、2026年10月16日にワークデイがセイルポイントをC1の競争相手として指名した旨の注釈が付いている。*

*SEC提出資料（2026年10月16日取得）に基づくセイルポイントの四半期売上高（単位：100万ドル）。前年比伸び率は2025年7月期が33.1%、2026年7月期が16.8%。 [7]*

ワークデイの時計も進んでいる。ブスリ氏は、C1.ai買収に関する規制当局の承認を「1か月以内」に得たいと述べた[4]。一方、契約条件が定める完了時期は、2027年1月31日に終了するワークデイの2027会計年度第4四半期だ[5]。

## 専業の切り札

セイルポイントが最も強く訴えられるのは中立性だ。同社は、企業が運用するシステムを問わず、そのすべてにわたってアクセスを統制できる。一方、ワークデイのC1のガバナンスはワークデイの境界から始まる。エンスリン氏自身が市場をその線で切り分けており、顧客は財務・人事の外では他ベンダーから、財務・人事の中ではワークデイからエージェントを買うとみている[1]。しかも、この池は深い。[セイルポイントがカンファレンス「Navigate」で公表した自社調査「Horizons」](https://siliconangle.com/2026/10/06/in-the-agentic-era-standing-privilege-must-go-key-thoughts-from-the-sailpoint-navigate-keynote/)では、[79%の組織が本番環境でAIエージェントを運用している一方、アイデンティティーセキュリティーのツールで統制しているのは2%にとどまる](https://theinference.org/article/sailpoint-sells-a-40-to-1-identity-gap-while-its-insiders-sell-the-stock)と判明した[6]。これほどの格差は、勝者2社を支えられる。支えられないのは、「誰が決めるのか」をめぐる混乱だ。

## 今後の焦点

決着をつけるのは、期限の定まった3つのテストだ。セイルポイントの11月1日の一般提供開始日[2]、銀行向けの認定エージェントの12月か1月の投入[2]、そしてブスリ氏が1か月以内と見込むC1.ai買収の完了[4]。その先は、来年のアイデンティティー契約の更新だ。最高情報責任者（CIO）がどちらの層の契約を更新し、どちらの層が独立した明細行なしでスイート契約の請求書に束ねられるのか。それこそが、エンスリン氏とセイルポイントのCTOがたった今どちらも取ると言い張った予算を勝ち取った層である。

## Takeaway

ワークデイの販売責任者は、C1.aiが打ち負かすべき競合としてパートナーのオクタではなくセイルポイントを名指しした。セイルポイントの11月提供開始日程は、看板の「中立性」を売り込む専業の主張にカウントダウンを刻み始めた。

## Sources

1. [iTWire, Workday's Rob Enslin says C1's real rival is SailPoint, as APJ customers ask how to stop experimenting with AI, 16 October 2026](https://itwire.com/business-it-news/data/workdays-rob-enslin-says-c1s-real-rival-is-sailpoint-as-apj-customers-ask-how-to-stop-experimenting-with-ai)
2. [MarketBeat, SailPoint Unveils AI Identity Agents, Runtime Controls at Navigate, 14 October 2026](https://www.marketbeat.com/instant-alerts/event-sailpoint-unveils-ai-identity-agents-runtime-controls-at-navigate-2026-10-14/)
3. [CoinGecko, SailPoint (SAIL) stock price and statistics, retrieved 16 October 2026](https://www.coingecko.com/en/stocks/sailpoint)
4. [iTWire, It will never be so slow again: Workday's top brass on agents, identity and the cost of tokens, 15 October 2026](https://itwire.com/business-it-news/data/it-will-never-be-so-slow-again-workday-s-top-brass-on-agents-identity-and-the-cost-of-tokens)
5. [Workday press release via TMCnet, Workday to Acquire C1.ai, a Leading Agentic Identity Platform for People and Agents, 13 October 2026](https://www.tmcnet.com/usubmit/2026/10/13/10461778.htm)
6. [SiliconANGLE, In the agentic era, standing privilege must go: Key thoughts from the SailPoint Navigate keynote, 6 October 2026](https://siliconangle.com/2026/10/06/in-the-agentic-era-standing-privilege-must-go-key-thoughts-from-the-sailpoint-navigate-keynote/)
7. [SailPoint quarterly figures from SEC filings, retrieved 16 October 2026](https://www.sec.gov/cgi-bin/browse-edgar?action=getcompany&CIK=0002030781)


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ワークデイ、AIエージェントが打ち負かすべき競合はセイルポイント パートナーのオクタではなく — The Inference. Canonical: https://theinference.org/article/workday-named-sailpoint-not-its-partner-okta-as-the-rival-its-ai-agents-must-beat/ja
