アトメラ、自社シリコン薄膜がアプライド・インテル提携の一部と主張 社名を記した契約書はない
アプライド・マテリアルズとインテルがEPICセンターでの協業を発表して2日後、アトメラの最高経営責任者(CEO)は自社のシリコン薄膜を「重要な構成要素」と位置づけた。だが、両社ともアトメラの名には触れていない。主張を裏付けるはずのライセンス契約も、いまだ署名されていない。
Vincent Jiang · 2 min read
インテル次世代ノードでの「一席」を主張するリポスト
アプライド・マテリアルズ−0.49% — アプライド・マテリアルズ, down 0.49 percent todayとインテル−1.77% — インテル, down 1.77 percent todayは10月6日、次世代トランジスタ、配線、Foveros 3Dパッケージングを共同で開発すると発表した。開発はアプライドがシリコンバレーに設けたEPICセンターと、インテルのオレゴン州ヒルズボロのキャンパスに分かれて進める13。アプライドで半導体製品グループを率いるプラブ・ラジャ氏はインテルを「EPICセンターの創設パートナー」と評した。同センターには台湾積体電路製造(TSMC)−1.41% — 台湾積体電路製造(TSMC), down 1.41 percent today、サムスン電子、SKハイニックス、マイクロン・テクノロジー−0.96% — マイクロン・テクノロジー, down 0.96 percent todayが名を連ね、インテルはそこに加わる13。その2日後、アトメラ−1.09% — アトメラ, down 1.09 percent todayのCEO、スコット・ビボー氏は自前のバナーを添えてこのニュースを転載した。アトメラの技術は「重要な構成要素となる」2。だが、発表そのものにはアトメラの名は一度も出てこない1。
誇示の裏に残る書類の足跡
主張には足跡がある。ただし、署名はない。アトメラは2025年4月28日、社名を明かしていない「チップ製造技術の世界的リーダー」と戦略的マーケティング契約を結んだと発表した。相手側の装置で自社のMSTシリコン薄膜を仕上げる狙いだ4。8月の決算説明会では、ゲート・オール・アラウンド(GAA)の顧客2社のうち1社が、GAAトランジスタ構造の内部にMSTを堆積させるという、これまでで最難関の工程をクリアしたと明らかにした。ライセンス交渉は早ければ2026年後半にも始まる可能性があり、実験に失敗した場合は約9カ月が上乗せされるという5。
10年の売り込み、消えた1本のライセンス
長い実績を積み上げているのは弱気筋の方だ。アトメラにとって商用ライセンスは、2023年4月にSTマイクロエレクトロニクスと結んだ1本が唯一だった。このライセンスも、STがMSTを搭載しないままBCD110プロセスを製品化した2025年10月に立ち消えた。同社は自らの言葉で「ロイヤルティへの道筋が見えない」状態に置かれた6 7。第2四半期の売上高は15万8000ドルで、純損失は630万ドル。手元資金は3840万ドルを残すのみだった5。ワイス・レーティングスとウォールストリート・ゼンは同株を「売り」と評価している8。ビボー氏自身の投稿へのコメント欄では、あるユーザーが単刀直入にこう断じた。「アトメラは10年以上にわたって売却か提携を試みてきたが、成功していない」2。
市場は「構成要素」を織り込まず ATOM株、両移動平均を下回る
Data
| Value | |
|---|---|
| 52週安値 | $1.89 |
| ATOM株価(10月9日) | $4.08 |
| 50日平均(10月1日) | $4.64 |
| 200日平均(10月1日) | $6.2 |
| 52週高値 | $12.37 |
主張の値付けは10月27日
市場の評価はすでに出ている。アトメラ株(ATOM)は4.075ドルで推移し9、10月1日時点の50日移動平均と200日移動平均のいずれも下回っており8、時価総額は1億5900万ドル9だ。第3四半期決算は10月27日に発表される9。ビボー氏によれば、GAAライセンスの条件は「最初から交渉のテーブルに載っている」5。EPICセンターは年内に稼働態勢が整う予定だ1。顧客名を明かした8-K(米証券取引委員会への臨時報告書)が出れば、株価は動くはずだ。リポストは8-Kではない。
Deepdive
AI-generated from this story and its cited sources. Not investment advice.



