中国不安でASMインターナショナル株8.6%急落 10月27日の決算、11億ユーロの四半期が試される

中国メモリーへの不安と予想を上回る米インフレ統計が重なり、半導体製造装置メーカーのASMインターナショナル株は1日で8.6%下げた。だが同社の売上高は、半導体工場(ファブ)がウェハー1枚に積み重ねる薄膜の数に連動して増える。初のプラズマCVD(PECVD)による薄膜はすでに量産に入り、主要半導体メーカーすべてが関与している。

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Richard TangRichard Tang · 3 min read
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色とりどりの光に照らされた、回路パターンが形成されたウェハー
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ウェハー上の薄膜:ASMインターナショナルの売上高は、ファブがチップ1つに積み重ねる層の数とともに増え、ウェハーの処理枚数だけでは決まらない。

10月の急落は、誤った変数によるASMインターナショナルの値付けだった。投資家は、あたかも中国のウェハー生産能力こそが同社の事業であるかのように、このオランダの半導体製造装置メーカーを売り込んだ。だが同社の売上高は、ファブがウェハー1枚に積み重ねる薄膜の数に連動して伸びる。同社株は10月15日に8.6%下落した。米国のインフレ統計が予想を上回り、欧州の半導体株が一斉に売り込まれたためだ1。

その恐怖には名前と日付があった。10月16日、オランダの投資家向けニュースレター、De Beleggerが掲げた見出しは、国外には伝わっていない。「CXMTの恐怖がASMを直撃――同社はチップの層の増加で生きている」4そして10月19日、恐怖の当事者本人から裏付けが届いた。合肥に本社を置き、主力メモリーのDRAMを作る長鑫存儲(ChangXin Memory Technologies、CXMT)が、四半期売上高は前年同期比でほぼ600%増と急増したと明らかにしたのだ2。

この急増により、CXMTは世界のDRAM市場の約1割を握る2。それでも当の株価は、利益率と歩留まりへの懸念から発表を受けて7.8%下落した2。同日のASMの終値は747.60ユーロと、過去52週間の高値から約3割下の水準だった3。

ウェハーが減っても装置は増える

ASMが販売するのは、主に原子層堆積(ALD)と呼ばれる、ウェハー上に薄膜を1層ずつ積む装置だ。ウェハーの処理枚数が減ったファブでも、こうした装置はさらに必要になり得る。半導体は3次元(3D)化の世代を重ねるごとに、ウェハー1枚当たりの層を増やすからだ。

これまでの実績は、恐怖よりも層のメカニズムを裏付けている。売上高は2025年後半に中国向けの落ち込みで減ったが、2026年半ばには過去最高の四半期を築き直し、7~9月期(第3四半期)の業績見通しはさらに高い水準を指し示している589。

売上高は2025年後半に中国向けで落ち込み、過去最高の見通しまで持ち直す

  • 売上高
  • Estimate
€0m€500m€1,000m€1,500m2025年4~6月期2025年7~9月期2025年10~12月期2026年1~3月期2026年4~6月期2026年7~9月期(見通し)€1,003.1m
Data
売上高
2025年4~6月期€835.6m
2025年7~9月期€800m
2025年10~12月期€698m
2026年1~3月期€862.5m
2026年4~6月期€1,003.1m
2026年7~9月期(見通し) (estimate)€1,100m
四半期別売上高(百万ユーロ)。右端の棒は2026年7~9月期のASMの業績見通しで、推計値として表示した。出典:ASMの2026年4~6月期決算発表、2025年10~12月期および2025年7~9月期の決算説明会資料5,8,9

工程を削る薄膜

層を売る2つ目の方法が9月22日に発売された7。「XP8 Vertos Flowable Carbon」は、気体から薄膜を成長させる手法であるプラズマCVD(PECVD)で作った市場初のフローアブルカーボン膜だ7。この材料はトレンチ(溝)へと流れ込み、底から埋めて表面を自ら平らにする。そのため、従来の埋め込みの後で必要だった研磨やエッチバックの工程を省けるプロセスフローもある76。

工程数が千に上ることもある製造プロセスでは、工程を1つ減らすことは、それだけ欠陥のリスクを減らすことになる。「AIの時代の今、生産量と歩留まりこそが王だ」と、ASMのPECVD製品部門を率いるタイラー・サンプル氏はEE Timesに語った6。同氏によれば、この膜はすでに量産に入っており、主要半導体メーカーすべてが参加している6。

この膜はすでに、垂直に層を積み上げたフラッシュメモリーである3D NANDにおいて、アスペクト比最大200対1——深さが幅の200倍のトレンチ——を埋めている6。開発は6~7年前に始まったとサンプル氏は言う6。この取り組みにより、ASMはアプライド・マテリアルズ+0.65% — アプライド・マテリアルズ, up 0.65 percent todayとラムリサーチ−0.02% — ラムリサーチ, down 0.02 percent todayという既存大手が支配してきたPECVD市場に足を踏み入れた6。

10月27日、積層数が試される

10月27日発表の四半期決算は、新ビジネスが金額として表れるかどうかを占う最初の試金石だ3。過去最高となった4~6月期(第2四半期)に続き、7~9月期(第3四半期)の業績見通しは11億ユーロ5。経営陣は、2027年の売上高が同社が同年に向けて定めた予想幅の上限を上回るとすでに見込んでいる5。

中国リスクは現実のものであり、決して目新しい話ではない。ASMインターナショナルは1年前、投資家に今年の中国向け売上高は2桁下落すると伝えていた。成熟ロジック向けの売上高は1~6月期(上半期)を下回る見通しだ95。PECVD事業の規模を外部から推し量ることはできない。同社は今年から四半期ごとの受注高の公表をやめ、売上高の開示も最終市場(エンドマーケット)別にとどまり、薄膜別には行っていない8。

つまり、10月27日の決算の焦点は2つの記述に集約される。中国について同社が何を語るか、そしてフローアブルカーボンやPECVDに言及があるかどうかだ3。中国向けの見通しが維持され、PECVDが姿を見せれば、高値1,092.50ユーロへの戻り値幅こそがトレードの狙い目となる3。逆に中国への言及が消えれば、現値を77%上回るUBSの目標株価は、約束ではなく警鐘と受け止めるべきだ3。

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AI-generated from this story and its cited sources. Not investment advice.

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