シャオミ自社チップ、AnTuTuでスナップドラゴン搭載機を全機種上回る 海外向けフラッグシップは依然クアルコム製
中国国内だけで販売するシャオミの折りたたみスマホ「18 Fold」は、自社開発プロセッサー「Xring O3」を搭載し、AnTuTuの9月フラッグシップランキングで首位に立った。「スナップドラゴン8エリート・エクストリーム・ジェネ6」搭載機をすべて抑えての首位だ。一方、シャオミが中国以外で販売するフラッグシップは依然、クアルコムのチップで動く。クアルコムのスマートフォン向け売上高はすでに減少に転じている。
Vincent Jiang · 3 min read
中国限定の折りたたみスマホ、クアルコムの最高峰を上回る
シャオミ+9.72% — シャオミ, up 9.72 percent todayの折りたたみスマホ「18 Fold」は、同社が自社開発したプロセッサー「Xring O3」を初めて搭載した機種だ。AnTuTuの9月アンドロイド・フラッグシップランキングでは平均4,620,886点を記録し、クアルコム−0.35% — クアルコム, down 0.35 percent todayの新チップ「スナップドラゴン8エリート・エクストリーム・ジェネ6(Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6)」搭載機をすべて抑えて首位に立った1。スナップドラゴン側の最高位は「iQOO 16」で、170,961点差の2位だった1。シャオミは2026年8月24日の発表時に5,228,014点を記録したと主張していたが、これは旧版「V11」での数値。現行の「V12」で集計した1カ月間の平均スコアは、主張を約12%下回った12。
AnTuTu9月ランキング、シャオミの自社チップがスナップドラゴン搭載機全機種を上回る
Data
| Value | |
|---|---|
| シャオミ18 Fold(Xring O3) | 4.62M |
| iQOO 16(スナップドラゴン8エリート・エクストリーム・ジェネ6) | 4.45M |
| Honor Magic9 Pro Max(スナップドラゴン8エリート・エクストリーム・ジェネ6) | 4.44M |
| シャオミ18 Pro Max(スナップドラゴン8エリート・エクストリーム・ジェネ6) | 4.4M |
| OPPO Find X10 Pro Max(ディメンシティ9600 Pro) | 4.39M |
| RedMagic 11S Pro+(スナップドラゴン8エリート・ジェネ5) | 4.34M |
| iQOO 15 Ultra(スナップドラゴン8エリート・ジェネ5) | 4.32M |
| Honor WIN | 4.1M |
| シャオミ18 Pro(スナップドラゴン8エリート・ジェネ6) | 4.1M |
| Realme GT8 Pro | 4.09M |
縮んでいくのはスマホという柱
同じ週、クアルコムはインドで開かれた「インド・モバイル・コングレス(India Mobile Congress)」で、シャオミの「18 Pro」を今後登場するスナップドラゴン搭載フラッグシップ3機種のひとつとして展示した3。同社は、自社の新型プロセッサー2種の採用を予定するブランドとして、シャオミのほかモトローラとZTEを挙げている4。 アカシュ・パルキワラ最高財務責任者(CFO)は米ハワイ州マウイ島で開かれたスナップドラゴンサミットでのインタビューで、同社の将来を「イスの3本の脚」にたとえた。データセンター、スマートフォン、車載IoTの3事業で、それぞれを「ほぼ同じ規模」にする考えだ4。 だが、いま崩れつつあるのはスマートフォンという脚だ。4~6月期(2026会計年度第3四半期)のスマートフォン向け売上高は前年同期比20%減の51億ドルに縮んだ。後継と位置づけるデータセンターは「3億ドル前後」の規模にとどまる。2029会計年度の目標は150億ドルだ4。
クアルコムのイス、スマホの脚が他の2本の合計をなお上回る
Data
| Value | |
|---|---|
| スマートフォン | $5.1B |
| 車載 | $1.59B |
| データセンター | $0.3B |
シャオミのラインアップ、自社内で分裂
Xring搭載機が打ち負かすのは競合だけではない。シャオミ自身でもある。同じランキングで、スナップドラゴンを搭載した「18 Pro Max」は約22万5000点差の4位だ1。「18 Fold」は中国限定販売でもある。価格は1万999元からで、集計対象のメモリー16ギガバイト/ストレージ1テラバイトモデルは1万4999元(約2235ドル)1。
中国以外のフラッグシップ、判明分は全てスナップドラゴン搭載
欧州の認証データベースには、シャオミ「18」と「18 Pro Max」の登録がある。「18 Fold」の登録は見当たらない5。世界仕様の「18 Pro Max」は、スナップドラゴン8エリート・エクストリーム・ジェネ6でのベンチマーク結果がすでに公開されている6。インド向けの「18 Pro」はスナップドラゴン8エリート・ジェネ6シリーズ搭載が確定しており、予想価格は9万5000~10万ルピー7。中国を除いたAnTuTuのグローバルランキングは、まだ8月のデータだが、首位はスナップドラゴン8エリート・ジェネ5搭載機で、Xring搭載機は一機種も入っていない8。シャオミはクアルコムの最高峰を上回るチップを造った。送り出した先は、1つの市場だけだ。
量を減らし、高級路線へ
Xringについてシャオミが掲げる狙いは、「クアルコムやメディアテックといったチップ供給企業への依存を減らす」ことだ。投じた資金は200億元(約29億ドル)を超える5。チップは実在する。台湾積体電路製造(TSMC)−1.02% — 台湾積体電路製造(TSMC), down 1.02 percent todayの3ナノメートルプロセス「N3P」を採用し、CPUは10コア構成。スマートフォン向けプロセッサーとして初めてLPDDR6に対応した25。
ただ、量が減っているのは意図的なのだ。メモリー価格の高騰がエントリーモデルの価格を2000元近くまで押し上げたため、シャオミは製品構成を「先手を打って最適化」した。第2四半期のスマートフォン出荷台数は3120万台(前年同期比26.5%減)だった。平均販売価格は過去最高となり、高級モデルが中国での販売に占める比率も32.1%と過去最高を記録した910。上半期の世界出荷台数は23%減った11。
次のシグナルはスコアではなく認証情報
アップル−1.28% — アップル, down 1.28 percent todayはすでに一度、この道を通っている。いまもクアルコムのモデムを使うのは米国版のiPhone 18 Pro Maxだけだ4。中国のフラッグシップメーカーがプロセッサーのレベルでも同じ道をたどるか、それが焦点で、答えを先に示すのはベンチマークではなく認証情報だ。次の注目材料は、10月のAnTuTuランキング、2026年11月4日発表のクアルコム2026会計年度第4四半期決算12、そしてクアルコムとメディアテックが2027年に投入するとみられる2ナノメートル世代5だ。
Deepdive
AI-generated from this story and its cited sources. Not investment advice.



