AEPとアマゾン支援のX-energy、96万キロワット原発計画で合意したのは「調査」のみ 今週、IPOロックアップ解除
AEPとX-energyが合意したのは、インディアナ州の閉鎖済み石炭火力発電所の跡地で96万キロワット分の評価のみ。アマゾンの開発資金はマイルストーン(段階達成)型で、電力購入は「意向」の表明にとどまる。XEに課されたIPO後180日のロックアップは今週解除され、流通する4400万株の背後には約3億4800万株分のロックアップ対象株が控える。
Vincent Jiang · 3 min read
96万キロワットの見出しに、1%高の朝
今朝、オハイオ州に本拠を置く電力会社アメリカン・エレクトリック・パワー−1.90% — アメリカン・エレクトリック・パワー, down 1.90 percent today(ナスダック:AEP)と、アマゾン+5.38% — アマゾン, up 5.38 percent todayが支援する小型原子炉開発企業X-energy$1B — X-energy, private, latest valuation $1B(ナスダック:XE)は、インディアナ州サリバン郡の閉鎖済み石炭火力「ブリード」発電所で、X-energyの出力8万キロワットの「Xe-100」炉12基の建設可能性を評価する共同開発契約を発表した。合計出力96万キロワットの計画だ15。今朝の報道はXE株がなぜ急騰しているのかと論じた2。急騰はしていない。XE株は金曜の終値10.36ドルから約1%上がっただけだった29。
調印が実際に約束するもの
契約が対象とするのは建設の実現可能性の検討だ。AEPによれば、計画が最終投資決定(FID)を経ない限り、何も建設されない1。アマゾンは長期契約で電力を購入する「意向」を示すにとどまり、開発資金の拠出はマイルストーン型だ。総事業費、契約価格と契約期間、出資構造、そして投資決定の日付を、当事者は一切開示していない3。同計画は、2039年までに米国で500万キロワット超の原子力発電を目指すアマゾンとX-energyのプログラムでは、ワシントン州の電力会社エナジー・ノースウエストとの「カスケード」に続く2件目となる34。
流通する1株の背後に、ロックアップ8株
その計算は4月の目論見書に記されている。XEは4月23日、公開価格を1株23ドルに設定し、A種株式4425万4659株を売り出した。募集完了時点で発行済みA種株式は2億7340万株。このほかに、1対1で引き換え可能なユニットとセットのB種株式1億1890万株があった7。市場で売買できるのはIPOで売り出したその4400万株だけで、その1株の背後には180日間のロックアップがかかった株式がほぼ8株ずつ控える7。ロックアップの解除は今週だ。
アマゾンの持株会社はそのうちユニット6580万個を保有し、IPO前の普通ユニットの27.8%に相当する。筆頭投資家にして開発資金の出し手、さらには電力の購入予定者——3つの役割が一つのテーブルを囲む47。
72%安、浮動株の17.5%が売り建て
金曜終値は上場来高値の37.10ドルから約72%下落し、上場来安値の10.07ドルからは約3%高い水準にある。浮動株の17.5%が売り建てられており、証券会社のパイパー・サンドラーは目標株価を9ドルとしている6。
XE株の往復——23ドルのIPO価格、37.10ドルの高値、そして安値すぐ上の10.36ドルの終値
Data
| Value | |
|---|---|
| IPO価格 | $23 |
| 上場来高値 | $37.1 |
| 金曜終値 | $10.36 |
| 上場来安値 | $10.07 |
XE株、流通する1株に対しロックアップ内に約8株
Data
| Value | |
|---|---|
| IPO前A種株式(ロックアップ中) | 229.19M |
| A種に交換可能なユニット(ロックアップ中) | 118.91M |
| 現在流通するIPO株 | 44.25M |
強気論は本物、それでも72%安
長期の強気論には実体がある。米国内での最初の導入予定案件である化学大手ダウのテキサス州シードリフト(Seadrift)拠点は、米原子力規制委員会(NRC)による建設許可の審査の最終段階にある3。X-energyは年央時点で無借金のまま流動性19億ドルを保有しており、約1150万キロワットのパイプラインを抱える9。
発電開始は2030年代前半を目標とし、直近12か月の営業キャッシュフローは約マイナス2億5300万ドルだった6。時価総額42億ドルから現金11億ドルを差し引けば、原子炉事業は約32億ドルで評価される計算になる6。会社全体の評価額は4月の上場時に119億ドルだったが、現在は約41億ドルにある8。
行方を分ける3つの日付
鍵を握るのは3つの日付だ。上場来安値の10.07ドルを睨んで迎えるロックアップ解除、2027年初頭に見込まれるシードリフトの建設許可の決定、そして11月中旬の第3四半期決算6。今回の発表で、インディアナ州原発の電力が確約された部分はない。買うのは実現可能性の検討にとどまり、発表のタイミングは上場前株主が売却できるようになる直前だった。
Deepdive
AI-generated from this story and its cited sources. Not investment advice.



