米住宅ローン最大手が全融資で対抗スコアを取得、フィコは「忠誠」と呼ぶ
ユナイテッド・ホールセール・モーゲージ(UWM)は今後、信用情報を照会するすべての場面でFICOスコアとヴァンテージスコア(VantageScore)4.0を取得し、借り手に最も有利な数字を自動的に採用する。フィコ(FICO)は「コミットメントの再確認」をうたう有料プレスリリースで応じた——同じ日には、従業員の15%を削減するとの未確認の報道も浮上していた。
Vincent Jiang · 2 min read
最良のスコアが自動的に選ばれる
米国最大手の住宅ローン会社ユナイテッド・ホールセール・モーゲージ(UWM)は火曜日、信用情報を照会するすべての場面でFICOスコアとヴァンテージスコア4.0の両方を取得し、借り手にとって最も有利な数字を自動的に使うと発表した。返済額が最も少なく、住宅ローン保険が安く、諸費用込みの総額も低くなる数字である14。フィコの対応は同日午後、有料プレスリリースとして発表され、この動きをFICOスコアへのコミットメントの再確認と位置づけるものだった2。最高経営責任者(CEO)のマット・イシュビア氏の言い方はもっと率直だった。「どの信用モデルが勝っても、誰も心配せずに済むようにすべきだ」4。1989年以来、米国の信用の値付けを担ってきた3桁の数字6は、たった今、セカンドオピニオンと化した。
既に4人に1人が有利なスコア
この方針は、UWMの融資パイプラインで既に数字として表れている変化を、さらに大きなものにする。借り手の約4分の1は従来型のクラシックFICOよりもヴァンテージスコア4.0の方で有利な結果を得ており、UWMはこの割合が9月末までに5分の2に達すると見込んでいる5。ファニー・メイとフレディ・マックは9月9日、この対抗モデルを認可済みのすべての貸し手に開放した。4月に約50社へ段階的に導入したのに続く措置だ56。HousingWireは、UWMの動きをロケット(Rocket)のヴァンテージスコア優先方針への対抗と読む8。
フィコの「証拠」は有料プレスリリース
リリースの主張はこうだ。米国の主要貸し手の90%がFICOスコアを使用していること。フィコが景気循環全体を通じた性能の確認された「唯一の独立系分析プロバイダー」であること。そして、10T無料アクセス・プログラム(10T Free Access Program)でクラシックに加えてFICOスコア10Tを追加料金なしで提供すること2。ここ数年、取得1回当たりのコストが急騰してきたスコアにとって、「無料」という値段は実に印象的だ6。
守るべき利益率
なぜここまで焦るのか。フェア・アイザック(Fair Isaac)の提出書類が答えを示す。営業利益率は2024年7~9月期の43.4%から上昇を続け、2026年1~3月期には最高の58.2%に達した。売上高成長率は同四半期に38.7%だった7。
「堀」の値段――フィコの営業利益率は8四半期で10ポイント上昇
Data
| 営業利益率 | |
|---|---|
| 24年7~9月期 | 43.4% |
| 24年10~12月期 | 40.8% |
| 25年1~3月期 | 49.3% |
| 25年4~6月期 | 48.9% |
| 25年7~9月期 | 46% |
| 25年10~12月期 | 45.7% |
| 26年1~3月期 | 58.2% |
| 26年4~6月期 | 53.8% |
同日、予測市場を運営するポリマーケット(Polymarket)は、フィコが製品開発へのAIの組み込みを一段と進めるなか、従業員の約15%を削減する計画だと投稿した3。この数字はフィコの声明にも主要メディアの報道にも現れておらず、確認は取れていない。
最後の決定権はワシントンが握る
米連邦住宅局(FHA)は2027年1月1日から、ヴァンテージスコア4.0とFICOスコア10Tの受け入れを始める。米連邦住宅金融庁(FHFA)のビル・プルテ(Bill Pulte)長官は2機関分、さらには1機関分だけの信用情報の照会も検討している56。ただ、反対論にも根拠はある。ピボット・フィナンシャル(Pivot Financial)の分析では、ヴァンテージスコア4.0はローンの全期間でコストを相当に押し上げる可能性がある。同社CEOは「フィコの750点は、ヴァンテージスコアの750点と同じではない」と指摘した8。それでも、火曜日の相場が味方したのは既存の王者だった。フィコは0.85%高で終え、UWMは7%近く下げた24。
Deepdive
AI-generated from this story and its cited sources. Not investment advice.


