チェグ、NYSE上場維持の逆分割を保留 株価は0.73ドル

取締役会は6月、株主が承認した逆分割の実施を見送った。7月にはニューヨーク証券取引所(NYSE)から新たな株価基準の通知が届き、10月1日にはグーグルを相手取った反トラスト訴訟で敗訴した。いまチェグと上場廃止手続きの間に立ちはだかるのは、3回の月末終値だけだ。

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Vincent JiangVincent Jiang · 3 min read
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チェグの社長兼最高経営責任者(CEO)ダン・ローゼンスウィーグ氏が、米連邦通信委員会(FCC)のデジタル教育に関する円卓会議でテーブルにつく。手前には氏名のプレートが置かれている。
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2010年からチェグのCEOを務めるダン・ローゼンスウィーグ氏(FCCのデジタル教育円卓会議で)。氏がいま向き合うのは、0.73ドルの株価、お蔵入りした逆分割、そしてNYSE上場の行方を決める3回の月末終値だ。

27セントの開き、初の判定は10月31日

チェグ+1.58% — チェグ, up 1.58 percent todayの株価は10月2日、0.7275ドルで取引を終えた。時価総額は8190万ドル1。NYSEの継続上場基準を満たすには、暦月の最終取引日の終値が1ドル以上であることに加え、直前30取引日の平均終値も1ドルに達する必要がある2。次の判定は10月31日だ。0.7275ドルからの回復には約37%の上昇が必要で、1日だけの急騰では何の是正にもならない。平均終値のほうも同時に届かなければならないからだ2。

5月に是正、7月には再び通知

2025年12月にNYSEから株価基準違反で指摘されたチェグは、2026年5月末までに是正していた2。6月12日の株主総会では、取締役会の裁量で実施できる逆分割が承認された。ところが6月17日、適合を回復した取締役会は逆分割を「現時点では」実施しないと表明した3。7月24日、取引所から再び通知が届いた。7月23日までの平均終値が1ドルを下回ったためで、7カ月で2回目、是正に与えられた期間は6カ月だ2。通知自体は選択肢を残しており、是正策には「必要に応じた逆株式分割の実施」を含め得るとし、取締役会の承認を条件とした2。10月1日には、アミット・メータ連邦判事が、グーグルのAI検索機能「AI Overview」をめぐるチェグの反トラスト訴訟を棄却した。「期待は合意ではない」4。

裁判での再評価の道は閉ざされた

チェグは、グーグルが同社のコンテンツをかき集めてAIの回答に使い、サイトへの来訪者を奪ったと主張してきた4。経営陣も、売上高の急減はAIが原因だとしている。売上高は2024年10〜12月期の1億4350万ドルから2026年4〜6月期には5190万ドル(50.7%減)へと落ち、7〜9月期は4300万〜4400万ドルの見通しだ567。2021年2月には時価総額147億ドルだった会社が、いまは8190万ドル18。メータ判事は、コンテンツを「対価なく」転用される出版社に「同情していないわけではない」としつつ、法律は「書かれている通りに」適用するしかないと述べた4。

四半期売上高、2024年10〜12月期のピークの3分の1未満に落ち込む見通し

  • 売上高
  • Estimate
$0M$50M$100M$150M24年7〜9月25年1〜3月25年7〜9月26年1〜3月26年7〜9月(見)$43.5M$43–44M$51.85M
Data
売上高
24年7〜9月$136.59M
24年10〜12月$143.48M
25年1〜3月$121.39M
25年4〜6月$105.12M
25年7〜9月$77.74M
25年10〜12月$72.66M
26年1〜3月$63.26M
26年4〜6月$51.85M
26年7〜9月(見) (estimate)$43.5M ($43–44M)
米証券取引委員会(SEC)提出資料に基づくチェグの四半期別売上高(単位:100万ドル)。2026年7〜9月期は会社側の見通し(4300万〜4400万ドル)で、中央値を表示。5,6,7

逆分割か、自社株買いか、それとも取引所からの退場か

財務はきれいだ。残り3390万ドル分の転換社債の返済を9月1日に完了し、有利子負債はゼロ、現金・運用資産は約3800万ドルとなった9。時価総額8190万ドルに対して、手つかずのままの自社株買いの残り枠が1億2070万ドルある16。最高経営責任者(CEO)のダン・ローゼンスウィーグ氏は、「これから生み出すキャッシュの量を考えれば、単純に過小評価されている」と株価をみる。ベータ版ユーザーが1万人を超えた就業力を高めるプラットフォームは、2026年7〜9月期から2027年にかけて、チェグとInternships.comで順次展開される6。1月下旬までにいずれかの月末終値で価格を是正できなければ、NYSEの売買停止と上場廃止手続きが始まる2。売買停止は取引所での取引を止め、上場廃止は株を店頭市場へと追いやる10。2027年7月1日以降は、終値が1回でも25セントを下回れば即座に売買停止となる10。

自社株買いの残り枠は会社全体の時価総額の1.5倍

$0M$50M$100M$150M自社株買いの残り枠(6月30日)$120.7M時価総額(10月2日)$81.9M現金・運用資産(9月1日、実質)$38M
Data
Value
自社株買いの残り枠(6月30日)$120.7M
時価総額(10月2日)$81.9M
現金・運用資産(9月1日、実質)$38M
単位は100万ドル。自社株買いの残り枠は2026年6月30日時点、時価総額は2026年10月2日終値時点、現金・運用資産は9月1日の転換社債返済後の実質ベース。1,6,9

残るは月末終値3回と決算1回

残る判定の機会は、10月31日、11月30日、12月31日の3回の月末終値だ2。2026年7〜9月期の決算は、調整後EBITDAが100万〜200万ドルの会社見通しで、直前の4〜6月期は910万ドルだった67。例年の発表ペースなら、決算はこの3回の間に発表されるはずだ。逆分割の実施に新たな株主投票は不要だ3。道具も現金も日程も、取締役会は握っている。ないのは株価だけだ。

Deepdive

AI-generated from this story and its cited sources. Not investment advice.

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