ディスコ、半導体装置の出荷額60%増も株価は高値から41%下落 10月22日に決算発表
半導体製造装置株の急落で、ディスコ株は52週高値から41%下げた。だが同社自身の速報値では、7~9月期の出荷額は前年同期比60%増だった。本決算まで4日。装置の受注と市場は、別々の物語を語っている。
Vincent Jiang · 2 min read
半導体株の急落がまだ勢いを増しつつあった10月6日、ディスコは決算の速報値を開示した。だが注目したのはドイツの株価情報サイトぐらいだった。それによると、7~9月期の売上高は1185億円で前年同期(853億円)比38.9%増。上半期(4~9月期)の売上高は2136億円で、前年同期は1608億円だった 145。本決算の発表は10月22日、経営陣による決算説明会は23日だ 1。
売上高より重要なのは出荷額だ。速報の出荷額は1239億円で、前年同期比60%増。売上計上額を上回った 1。装置はすでに出荷され、売上計上はこれからだ。需要はパイプラインに入ってきているのであって、出ていっているのではない。
ディスコの出荷は10月22日の決算を前に加速、失速していない
Data
| 前年同期比 | |
|---|---|
| 2026年4~6月期売上高 | 27.1 |
| 2026年7~9月期売上高 | 38.9 |
| 2026年7~9月期出荷額 | 60 |
市場は正反対を織り込んだ。iシェアーズ半導体ETFは9営業日続落し、この間に約12%下落。直近の週は2025年4月以来の大幅安となった。アプライド・マテリアルズ+3.04% — アプライド・マテリアルズ, up 3.04 percent today、ASEテクノロジー・ホールディングス+3.34% — ASEテクノロジー・ホールディングス, up 3.34 percent today、SKハイニックス+5.66% — SKハイニックス, up 5.66 percent today、Credo+4.57% — Credo, up 4.57 percent today、テラダイン+4.83% — テラダイン, up 4.83 percent todayはそろって15%超下落した。背景はAIインフラ投資への懸念とCoreWeave+0.92% — CoreWeave, up 0.92 percent todayの信用力への不安だ。さらに、予想を上回る米インフレ指標の発表で、米連邦準備理事会(FRB)による金融引締め強化の可能性も高まった 3。ディスコは10月16日、5万3850円で終えた。52週高値(9万1680円)を41.26%下回り、実績PERは40.13倍だった 1。
この乖離こそがトレードの焦点だ。売り手は需要減速を織り込んでいるが、60%増の出荷額はそれに反する。今回の急落は金利と資金調達をめぐる恐怖であって、受注簿の話ではない。ディスコ自身の開示を見る限り、受注簿は健全だ。4~6月期はすでに営業利益率42.7%と過去最高を達成。上半期(4~9月期)の業績予想からは、7~9月期も約43.7%になると読める 2。市場のコンセンサスも「下げは過剰」という見方だ。アナリスト21人がディスコ株に「買い」評価を付けており、平均目標株価は8万1575円と、直近の終値を約51%上回る 5。
ただ、厄介な材料も実在する。2019年のダイシングソー品薄の際、ディスコは韓国の顧客への供給を絞った。その顧客こそ、代わりに自社装置の開発に踏み切ったハンミ半導体(Hanmi Semiconductor)だ。同社によれば、2026年に入って8カ月間のMSVP売上高はすでに2025年通年を上回り、今年は200台超が出荷されるという 2。ディスコが支配する市場の縁では、代替はもはや理論上の話ではない。
10月22日の決算が決めるのは、次のどちらかだ。半導体製造装置株の急落が先取りしたのは、ディスコの出荷額に一度も現れなかった景気循環の転換なのか。それとも、相場が巻き戻せる単なる金利ショックなのか。監査済み決算が出る際は、出荷額と売上計上額の差に注目したい。出荷が続いているなら、今回の急落が値をつけたのは見当違いのリスクだ。
Deepdive
AI-generated from this story and its cited sources. Not investment advice.



