キーサイト、AIインフラ投資で受注56%増も株価は1週間で8.7%安
キーサイトが売上を立てるのは、設計と認定評価の段階だ。AIネットワークを導入後ではなく導入前に検証する。その波は7月締めの第3四半期業績に、すでにはっきり現れていた。それでも株価は10月15日までの1週間で8.7%下げた。PER(株価収益倍率)は47倍で、11月23日の決算が、受注サイクルがこの倍率を上回り続けられるかどうかを決める。
Vincent Jiang · 3 min read
キーサイト・テクノロジー+2.05% — キーサイト・テクノロジー, up 2.05 percent todayは、オープンなハードウェアの業界団体がサンノゼで年1回開く「OCP(オープン・コンピュート・プロジェクト)グローバルサミット」の週に合わせ、3日間で検証プラットフォーム4機種を発表した。AIネットワークの次の速度倍増を、誰も導入する前に証明するための機械だ1267。AI半導体のエヌビディア+1.52% — エヌビディア, up 1.52 percent todayに加え、AIラック同士をつなぐケーブルを売るクレド(Credo)+2.30% — クレド(Credo), up 2.30 percent todayや、半導体設計ソフトとシリコンIPを手がけるシノプシス−0.01% — シノプシス, down 0.01 percent todayも名を連ねた126。市場の答えは10月15日に出た。株価は4.3%安の342.08ドルと、1週間では8.7%の下落となった4。
AIネットワークを採点する機械
目玉となる「AresONE Plus 1600GE」は、毎秒1.6テラビットを伝送する着脱式モジュール規格「OSFP1600」のポートを8基、ラック高さ約9センチの2Uシャーシに収め、線速で合計12.8テラビットのトラフィックを流せる。キーサイトによれば業界初という17。ネットワーク機器を造るのはエヌビディアで、出荷前にその動作を証明する機械を造るのがキーサイトだ。エヌビディアのネットワーク部門でシニアバイスプレジデントを務めるギラッド・シェイナー(Gilad Shainer)氏は、Spectrum-XのAIファブリックを「本番導入前に」キーサイトのプラットフォームで検証することで「市場投入までの時間を短縮できる」と語った1。

クレドが自社のアクティブエレクトリカルケーブル(AEC)を検証するのは、双方向それぞれ16チャネルを備えるエラーテスタ「FITS-16CH」だ。チャネル密度は従来機の2倍になる2。シノプシスは、転送速度が毎秒128ギガトランスファに倍増するラックスケールの相互接続「PCIe 7.0」の設計を、キーサイトの新型プロトコルテスターで試験した6。
受注はすでに届いている
提出資料によると、7月31日に終了した会計年度第3四半期の売上高は18億4600万ドルで、前年同期比36.5%増となった89。経営陣は8月18日の決算説明会で、受注が前年同期比56%増えたと述べた 5。1株当たり利益は3.07ドルで、市場コンセンサスの2.48ドルを上回った8。売上高は2024年半ば以降、四半期を追うごとに増え続け、12億2000万ドルから18億5000万ドルへと膨らんだ9。
四半期売上高は2024年半ば以降、毎四半期上昇
Data
| 売上高 | |
|---|---|
| 23年7~9月 | $1.31B |
| 23年10~12月 | $1.26B |
| 24年1~3月 | $1.22B |
| 24年4~6月 | $1.22B |
| 24年7~9月 | $1.29B |
| 24年10~12月 | $1.3B |
| 25年1~3月 | $1.31B |
| 25年4~6月 | $1.35B |
| 25年7~9月 | $1.42B |
| 25年10~12月 | $1.6B |
| 26年1~3月 | $1.72B |
| 26年4~6月 | $1.85B |
勝者を織り込む株価、内部者は売る
強気の根拠は、受注が売上高を上回るペースで積み上がり続けること。弱気の根拠は、その積み上がりが今後も続くとすでに織り込んだ株価だ。年初来68%高の後、キーサイトのPER(株価収益倍率)は直近12か月利益で47.1倍となり、過去5年の中央値30.8倍を大きく上回る。株式分析サイトのGuruFocusは、自社モデルによる適正価値を225.99ドルと算定し、株価はその水準を51%上回っているとみる4。内部者は過去12か月で3340万ドル分の株式を売却し、買いはゼロだった。一方、同じ画面は同社の財務健全性を100点満点で84点と今も評価している4。
同じ10月15日、キーサイトは英国の買収規則(テイクオーバー・コード)に基づく年次の確認書類を提出し、スパイレント・コミュニケーションズ(Spirent Communications)をめぐる買収後の約束を守ったことを明らかにした3。ロンドン上場の同社は、キーサイトの現金による買収提案により、2025年10月15日のスキーム発効とともに傘下に入った。
11月23日に何が決まるか
経営陣は第4四半期の1株当たり利益を3.34~3.40ドルとする見通しを示した。通期では11.46ドル前後を見込む8。決算発表は11月23日だ5。焦点は、受注が前年比56%前後の伸びを積み上げ続けられるか、そして会計年度第4四半期を計上した後もこの見通しが維持されるかどうかにある58。ただ、その先は楽な比較ではなくなる。1月に終了した四半期はすでに23%の伸びを示していた9。
Deepdive
AI-generated from this story and its cited sources. Not investment advice.



