LGイノテック株、1日で16%急落 利益予想が崩れ、AI部品での建て直しは2027年から
ウォン高と米アップルのアイフォーン18発注削減が、カメラモジュールメーカー、LGイノテックの7~9月期営業利益予想の3分の1以上を吹き飛ばした。文赫秀(ムン・ヒョクス)社長が示した基板での答え――FC-BGAが2027年、ガラス基板が2028年――こそ、10月16日に韓国の半導体基板株が一斉に買われた「材料」だ。
Vincent Jiang · 3 min read
1日で16%急落、その裏にある利益予想
米アップル+0.16% — アップル, up 0.16 percent todayのアイフォーンにカメラモジュールを供給するLGグループの部品メーカー、LGイノテック+1.37% — LGイノテック, up 1.37 percent todayが2026年10月12日に急落した。終値は前日比16.17%安の47万9500ウォン。50万ウォンを下回るのは7月下旬以来、初めてだ1。元大証券は7~9月期の営業利益予想を3200億ウォンから787億ウォンに切り下げており、市場予想を集計するFnGuideの証券アナリスト・コンセンサスも1カ月で32.8%下がり、2029億ウォンに縮んでいた12。
7~9月期の予想、1カ月前のコンセンサス3020億ウォンを大きく下回る水準に集中
Data
| 2026年7~9月期営業利益予想 | |
|---|---|
| FnGuide(1カ月前) | ₩302B |
| FnGuide(10月13日) | ₩202.9B |
| キーウム証券 | ₩91.7B |
| 元大証券 | ₩78.7B |
予想を削ったのは2つの力だ。1つはウォン高。対ドル相場は4~6月期に平均1ドル=1502ウォンだったのが、7~9月期には1418ウォンまで上昇した。弱いウォンで仕入れた材料から作ったモジュールが、強いウォンで出荷される1。もう1つはアップルだ。メモリーチップのコスト高で値上げを余儀なくされた同社は、サプライヤーに対しアイフォーン18プロの部品の10月発注を少なくとも15%削減するよう求めた7。カメラモジュール部門の光学ソリューションは、上半期売上高の82%を占めた1。
転換の日付は2027年と2028年
文赫秀社長は10月13日、韓国電子展示会(KES)での発言で、この脱出路に日付を付けた3。ビッグテック各社との長期供給契約はいまだ交渉中で、相手は「誰もが知っている会社」だと述べた38。AIサーバーでチップを回路基板につなぐ高密度基板FC-BGAの事業は2027年から上向き、次世代パッケージ材料のガラス基板は2028年ごろ、龟尾(クミ)のパイロットラインで供給が始まる見通しだ38。ただ、社長自身の見方はもう一段慎重だ。ガラス基板で「意味のある数字」が出るのは2028年を過ぎてからという8。
データセンター1カ所で基板17万枚
基板事業は上半期、売上高9356億ウォンから996億ウォンを稼いだ。KB証券はFC-BGAの売上高が今年の1400億ウォンから2030年までに2兆ウォンへ拡大すると予測する8。需要は具体的だ。業界の試算では、データセンター1カ所が約17万枚の基板を消化するといい、LGイノテック自身が公開した写真でも、AIアクセラレーター向け基板はPC向けの6倍の大きさだ58。
ライバルはすでに稼いでいる
コンデンサー、基板、光学と売上を分散させるサムスングループの部品メーカー、サムスン電機+2.15% — サムスン電機, up 2.15 percent todayは、同じ商材でいま収入を得ている。LGイノテックのコンセンサスが下がったのとまさに同じ月に、サムスン電機の7~9月期コンセンサスは6.2%増の6423億ウォンに上昇した2。
同社はさらに、今年に入り長期のAI部品供給契約6件、計約3.9兆ウォン分を公表している。対象はAIサーバー向けMLCC(積層セラミックコンデンサー)、シリコンコンデンサー、インダクターと幅広い29。10月16日に韓国の基板株がそろって急騰したのは、ハナ証券が2027年初頭まで値上げが続くと呼びかけたためだ6。ただ、供給不足の時期を区切ったハナ証券自身の見立ては、この強気に水を差す。韓国の新増設能力が完全に反映されるのは2027年下半期以降とみているからだ6。
1カ月でLGイノテックの7~9月期利益コンセンサスは3分の1減、サムスン電機は上昇
- 1カ月前
- 2026年10月13日
Data
| 1カ月前 | 2026年10月13日 | Change | |
|---|---|---|---|
| LGイノテック | ₩302.0 | ₩202.9 | -32.8% |
| サムスン電機 | ₩605.0 | ₩642.3 | +6.2% |
強気派の時間軸と、日付の決まった回収
強気派は、今回の打撃を需要ではなく為替のタイミングによるものだとみる。ミライアセットは、出荷量に変化がないことと新製品需要を理由に、LGイノテックの目標株価を95万ウォンから110万ウォンへ引き上げた1。DB金融投資は、パッケージソリューション事業の拡大を背景に来年から株価の再評価(リレーティング)が進むとみる1。最も低い917億ウォンを見込むキーウム証券でさえ、下げの要因の筆頭に為替を挙げている2。
株を保有する投資家にとって、二社の分かれ目は日付の問題だ。サムスン電機は今四半期、AI部品の対価をすでに受け取っている。コンセンサスは上昇に転じ、契約も調印済みだ29。LGイノテックの基板売上は2027年と2028年と日付が決まっており、それまで株価を支えるのはカメラ事業だ3。LG電子はすでにこの弱さを決算で示した。7~9月期の営業利益は7818億ウォンで、子会社が足を引っ張った1。一方の部品メーカーは今四半期に報酬を得ており、もう一方はカレンダーが示す日付を待つだけだ。
Deepdive
AI-generated from this story and its cited sources. Not investment advice.



