米センプラ、ペトロブラスと20年契約 それでも5行が目標株価を引き下げ

LNG部門は南米で初めての顧客を獲得し、建設でも2つの節目を迎えた。だが10月12〜15日、5行が株価の妥当水準の見積もりをそろって引き下げた。焦点は時期だ――規制事業の収益はいま、LNGのキャッシュは2030年から。

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Vincent JiangVincent Jiang · 3 min read
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テキサス州沿岸で建設中のポートアーサーLNG基地のそばを航行するLNG運搬船
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テキサス州沿岸で建設が進むポートアーサーLNG。センプラは第2期向けにペトロブラスと20年の供給契約を結んだ

20年の顧客、冷えた5つの目標株価

9月14日、時価総額約540億ドル2の米公益事業会社センプラ+0.70% — センプラ, up 0.70 percent today(NYSE: SRE)のLNG部門、センプラ・インフラストラクチャーは、ブラジルのペトロブラス+3.56% — ペトロブラス, up 3.56 percent todayと、テキサス州ポートアーサーLNG第2期から年間約80万トンのLNGを20年間供給する契約を締結した。ペトロブラスは同部門にとって初の南米顧客となる12。契約量は、第2期で新設する液化設備(トレイン)2基が想定する年間1300万トンの生産能力のうち約6%に相当する1。

10月12〜15日、5行が目標株価を引き下げた。12日はJPモルガンが102ドルから99ドルへ、バークレイズ−0.09% — バークレイズ, down 0.09 percent todayが103ドルから90ドルへと下げた。14日はバンク・オブ・アメリカ−0.91% — バンク・オブ・アメリカ, down 0.91 percent todayが101ドルから88ドルへ、トゥルイスト+0.52% — トゥルイスト, up 0.52 percent todayが96ドルから94ドルへと修正した。15日はゴールドマン・サックス−1.27% — ゴールドマン・サックス, down 1.27 percent todayが110ドルから103ドルへ引き下げた2345。株価は10月14日に81.99ドルで終え、1月以来約7%下落している3。

4日間で5行が目標株価を引き下げ、修正後もすべて終値81.99ドルを上回る

  • 修正前の目標
  • 修正後の目標
$0$50$100$150JPモルガン$99$102-2.9%バークレイズ$90$103-13%バンク・オブ・アメリカ$88$101-13%トゥルイスト$94$96-2.1%ゴールドマン・サックス$103$110-6.4%
Data
修正前の目標修正後の目標Change
JPモルガン$102$99-2.9%
バークレイズ$103$90-12.6%
バンク・オブ・アメリカ$101$88-12.9%
トゥルイスト$96$94-2.1%
ゴールドマン・サックス$110$103-6.4%
証券各社の12カ月目標株価(1株当たり米ドル)。2026年10月12〜15日に伝えられた引き下げの前後。修正後の目標はいずれも、10月14日のニューヨーク証券取引所での終値81.99ドルを上回っている2,3,4,5

建設は予定どおり

10億ドルを投じ、全長72マイル(約116キロメートル)のルイジアナ・コネクターは先月、供用を開始した。ポートアーサーへ原料ガスを1日20億立方フィート送り込む設計だ6。メキシコの太平洋岸では、センプラ・インフラストラクチャーが運営し、トタルエナジーズが16.6%を出資するエネルヒア・コスタ・アスル(Energía Costa Azul)が7月に最初のLNGを積み出した78。センプラはその後、同施設で損傷した圧縮機設備を発見し、現在は第4四半期(10〜12月)の全面完成を見込んでいる9。

ポートアーサーLNG第1期は、ベクテルが手掛ける総工費130億ドルの建設案件で、年間最大1300万トンの能力を持つ。2基の液化設備(トレイン)は2027年と2028年に完成する6。2025年9月に最終投資決定を経た第2期は、ほぼ同規模のトレインをさらに2基追加し、商業運転の開始は2030年または31年の見通しだ1。2025年には足場の崩落で作業員3人が死亡し、現場が一時停止した6。

当面の稼ぎ頭は規制事業

目先の利益を生むのは規制部門で、テキサス州の送電会社オンコア(Oncor)と、センプラのカリフォルニア州のガス・電力事業が担う9。第2四半期(4〜6月)の利益は前年同期の4億6100万ドルから7億9600万ドルに増え29、四半期純利益は2025年後半の9500万ドルから2026年年初に10億ドル強まで上伸した10。

純利益は9500万ドルの四半期から10億ドル台へ

$0B$0.5B$1B$1.5B23年10〜12月24年4〜6月24年10〜12月25年4〜6月25年10〜12月26年4〜6月$0.8B
Data
純利益
23年7〜9月$0.73B
23年10〜12月$0.75B
24年1〜3月$0.81B
24年4〜6月$0.73B
24年7〜9月$0.65B
24年10〜12月$0.68B
25年1〜3月$0.92B
25年4〜6月$0.47B
25年7〜9月$0.1B
25年10〜12月$0.35B
26年1〜3月$1.04B
26年4〜6月$0.8B
センプラが米証券取引委員会(SEC)に提出した資料に基づく四半期別の純利益(米会計基準、単位は10億ドル)。期間は2023年7〜9月期〜2026年1〜3月期10

決算の裏側では、2026年上半期(1〜6月)に支出が資金を上回った。設備投資が四半期ごとに22億〜25億ドルを消化したのに対し、営業キャッシュフローは13億〜18億ドルにとどまった10。

決めるのは10月30日の決算

投資判断は目標株価の引き下げを生き延びた。トゥルイストはテキサス州とカリフォルニア州の政治情勢に言及しつつ、「買い」評価を維持した5。アナリストの目標株価の平均は株価を約2割上回っており、株をカバーするアナリスト23人のうち「売り」評価は一人もいない11。経営陣は8月、ポートアーサーLNGの第1期・第2期とも予定どおり、予算内で進んでいると述べた9。

ペトロブラスからの支払いが始まるのは、ポートアーサーLNG第2期が2030~31年に商業運転に入ってからだ。5社の目標株価引き下げは、4日間で出そろった。銀行が値付けし直しているのは、プラントではなく、LNGの現金収入を待つ時間である。センプラは2026年の調整後利益を1株当たり4.80~5.30ドルと見通し、現時点で1株0.6575ドルの四半期配当を支払い、10月30日に第3四半期決算を発表する29。注目したいのは、2027年のトレイン1の完成と、第2期の次の契約がペトロブラスの6%を上回る規模になるかどうかだ6。

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AI-generated from this story and its cited sources. Not investment advice.

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