米サービスナウ、2週間で2度の製品発表に28億5000万ドルのムーブワークス名なし 米会計基準の営業利益率は4.1%に

10月15日のEmployeeWorks発表に、その土台となる28億5000万ドルの買収、ムーブワークスの名は一度も出てこない。買収こそが土台だと認めた説明会も1件だけだ。10月28日の決算は、買ったコードが製品として出ているのか、作り直されているのかを試す。

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Vincent JiangVincent Jiang · 3 min read
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2013年1月、ダボス会議のイベントで発言するサービスナウのビル・マクダーモット最高経営責任者(CEO)
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2013年1月、ダボス会議でのサービスナウのビル・マクダーモットCEO。同社の10月の製品発表からは、28億5000万ドルで買収したムーブワークスの名が消えている。

米サービスナウ+2.26% — 米サービスナウ, up 2.26 percent todayは10月15日、EmployeeWorksの「大幅な進化」を発表した。ノーコードで構築できるProductivity Assistants、バックグラウンドで実行されるProductivity Routines、両者を他のアプリケーションへ持ち込むConversations APIのほか、7万5000を超えるAPIで学習した開発環境ToolSmithも加わり、開発者は「数分でエンタープライズグレードのAIツールをバイブコーディング(vibe coding)できる」ようになる1。いずれも限定提供(コントロールドアベイラビリティ)として出荷される1。

今回の発表資料でムーブワークス$2.85B — ムーブワークス, private, latest valuation $2.85Bの名が挙がった回数はゼロ。10月1日のFlow発表に続き、2週間で2度目の「言及ゼロ」だ2。ムーブワークスは、サービスナウが現金と株式合わせて28億5000万ドルで買収した従業員向けAIアシスタント。2025年12月16日に取引を完了し、EmployeeWorksと、同社のエンタープライズ専用のAI体験「Otto」に統合された2。買収こそがこの製品ラインの土台だと認めた説明会は、diginomicaの1件だけだ3。

買収のたびに売り、下がる利益率

ムーブワークス買収の発表でサービスナウ株は約8%下落した。2025年12月に現金77億5000万ドルでの買収に合意し、2026年4月に完了したサイバーセキュリティ企業のアーミスでは12%下げた45。2025年以降の買収ラッシュは、合計で110億ドルを超える4。

水面下で静かに響いているのが米会計基準の営業利益だ。2026年4~6月期は1億6200万ドルで、前年同期の3億5800万ドルから落ち込み、営業利益率は11.1%から4.1%に下がった。同じ期間、売上高は24%増の39億9000万ドルと伸びていた6。

サービスナウ株、買収関連の動きのたびに売り

-15%-10%-5%0%ムーブワークス買収発表-8%アーミス買収発表-12%デカゴン交渉の報道-3%同日中に否定
Data
Value
ムーブワークス買収発表-8%
アーミス買収発表-12%
デカゴン交渉の報道-3%
買収の発表や報道ごとの1日後の株価反応(%)4

米会計基準の営業利益、2026年4~6月期は55%減

$0B$0.2B$0.4B$0.6B24年4~6月期24年10~12月期25年4~6月期25年10~12月期26年4~6月期$0.16Bムーブワークス買収完了(2025年12月16日)営業利益率4.1%(前年同期は11.1%)
Data
米会計基準の営業利益
24年1~3月期$0.33B
24年4~6月期$0.24B
24年7~9月期$0.42B
24年10~12月期$0.37B
25年1~3月期$0.45B
25年4~6月期$0.36B
25年7~9月期$0.57B
25年10~12月期$0.44B
26年1~3月期$0.5B
26年4~6月期$0.16B
サービスナウの四半期別米会計基準の営業利益(2024年1~3月期~2026年4~6月期、単位は10億ドル、SEC提出資料に基づく)6

「欠落はない」の否定、ジェフリーズは「穴」に値を付け続ける

ビジネスインサイダーは10月13日、顧客サポートAIの新興企業デカゴン~$1.5B — デカゴン, private, latest valuation ~$1.5Bが投資銀行に助言を依頼し、サービスナウなど買い手候補と初期段階の協議に入ったと報じた47。デカゴンは1月の資金調達で評価額が45億ドルに達し、年間経常収益(ARR)は1億ドルを超えている。サービスナウのアミット・ザベリー社長兼最高製品責任者(CPO)兼最高執行責任者(COO)は同日、報道を否定した。「デカゴンを買収する興味も意図もない」と明言し、「現時点で大規模な買収を要するような大きな戦略的欠落はない」との認識を示した8。

ジェフリーズ−2.53% — ジェフリーズ, down 2.53 percent todayはそれでも「買い」の投資判断と目標株価140ドルを維持した。すぐに導入できるエージェントを擁するデカゴンがカスタマーサービス管理を強化する、というのがその理由だ。この分野では、サービスナウが年間契約額(ACV)で20億ドル超をすでに計上しており、セールスフォース+0.66% — セールスフォース, up 0.66 percent todayもサポートAI企業のFinを買収している4。ジェフリーズはデカゴンの評価額を売上高の約45倍と試算する4。

10月28日の決算が決めること

否定発言を受け、サービスナウ株は昼までに約5%上昇し、10月15日の製品発表当日には6.1%高の148.57ドルで引けた910。この週には7社の証券会社が目標株価を165~190ドルへと引き上げた10。第3四半期決算は10月28日に発表される10。焦点は2つある。米会計基準の営業利益が、一連の買収後に陥った谷底から持ち直すかどうか。そして経営陣が、実際に提供した製品と同じ文の中でムーブワークスの名に触れられるかどうか。2週間で2度の製品発表がありながら、28億5000万ドルのその名前は、いずれにも登場していない。

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AI-generated from this story and its cited sources. Not investment advice.

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