シルバーレイク、デル株を582ドル前後で約7090万ドル売却――数日後に株価11%急落

シルバーレイクの5ファンドは10月9日、デル株を計約7090万ドル分売却し、うち2ファンドは保有残高をゼロにした。報告書の提出は5日後で、バークレイズの格下げでデル株が11%安の507.93ドルに下がった日のことだった。スポンサーは依然、約4100万株の議決権の大きい株式を保有し、保有高の約99.7%に相当する。

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Vincent JiangVincent Jiang · 3 min read
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パネルディスカッションで発言するシルバーレイクのエゴン・ダーバン共同CEO(2011年12月)
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シルバーレイクのエゴン・ダーバン共同CEO。傘下の5ファンドは2026年10月9日、デル株を約7090万ドル分売却した。写真は2011年12月、パネルディスカッションで発言する様子。

2026年10月9日、シルバーレイクの5ファンドはデル・テクノロジーズ−5.82% — デル・テクノロジーズ, down 5.82 percent today株を計約7090万ドル分売却した。加重平均価格は1株572.87〜589.28ドルだった12345。売却から5日後、報告書が米証券取引委員会(SEC)に提出された日の午後、バークレイズはデルの投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」へ引き下げ、株価は64.54ドル安の507.93ドル、11%強安で取引を終えた6。格下げは通信各社が報じたが、フォーム4を取り上げた報道はない。

2ファンドは売り切り残高ゼロ、事前設定の売買計画は皆無

売却したのはデルの上場株であるクラスC株で、計12万1801株。1株582ドル前後の平均価格で、数十回に分けて売られた12345。このうち規模が最も小さいSilver Lake Technology Investors IVとVの2ファンドは、同日を終えて保有残高がゼロになった45。5件の報告書のいずれにも、事前設定型売買計画を示す「ルール10b5-1」欄のチェックはない1。

これで1か月足らずで3度目の売却となる。同じシルバーレイクのグループは9月15日分のデルのフォーム4を提出しており、10月6日にはTechnology Investors VがクラスC株をさらに462株売っていた910。各報告書には、ファンドのパートナーや、デルの取締役も務めるエゴン・ダーバン・シルバーレイク共同CEOへの現物分配も記録されている112。買収スポンサーが現金を還元する仕組みだ。

シルバーレイクの大型2ファンドは一部売却、小型2ファンドは売り切り

020,00040,00060,000Silver Lake Partners IV50,454SL SPV-244,408Partners V DE (AIV)25,494Technology Investors IV996IVとVは残高ゼロTechnology Investors V449
Data
Value
Silver Lake Partners IV50,454
SL SPV-244,408
Partners V DE (AIV)25,494
Technology Investors IV996
Technology Investors V449
ファンド別のクラスC株売却株数(2026年10月9日分)。2026年10月14日付のフォーム4報告書による。1,2,3,4,5

売上高2倍、株価は4倍近くに

デル株は年初来ほぼ300%上昇しており、売却は52週高値の596ドルを約14ドル下回る水準で実施された 8。株価の下では事業も倍増していた。四半期売上高は直近12四半期で223億ドルから470億ドルへと拡大し 13、AI関連受注は過去最高の609億ドルに達し、受注残は950億ドルに上った 8。

デルの四半期売上高、2026年7月期までの12四半期で2倍

$20B$30B$40B$50B23年度4Q24年度2Q24年度4Q25年度2Q25年度4Q26年度2QAI関連受注が過去最高の609億ドル
Data
四半期売上高
23年度3Q$22.25B
23年度4Q$22.32B
24年度1Q$22.24B
24年度2Q$25.03B
24年度3Q$24.37B
24年度4Q$23.93B
25年度1Q$23.38B
25年度2Q$29.78B
25年度3Q$27.01B
25年度4Q$33.38B
26年度1Q$43.84B
26年度2Q$46.97B
四半期売上高(10億ドル単位)。対象は2023年11月~2026年7月に期末を迎える会計四半期。デルのSEC提出書類による。7,8,13

CIO調査でデルが首位、バークレイズは成長を「インフレ」と評す

同じ週に発表されたモルガン・スタンレーのCIO(最高情報責任者)調査は、3年間の支出意向についてデルをハードウエア企業の首位に位置付けた。差し引き31%で、今春の調査より4ポイント高い 7。バークレイズ−0.09% — バークレイズ, down 0.09 percent todayの格下げは、この成長の大部分がメモリー価格によるものだと主張した。デルのジェフ・クラーク副会長も決算説明会でその一部を認め、「われわれの成長にはインフレの要素が含まれている」と述べた 8。

ただ、調査の細部はバークレイズの見方を裏付ける内容だ。CIOの75~83%は購入を早めるため2026年のハードウエア予算を調整しており、別途43%は2027年のサーバー支出の一部を今年に前倒ししている。70%超のCIOは、2028年までにサーバー、ストレージ、PCの予算が横ばいか減少すると予想している 7。

売却後もスポンサーの保有は約99.7%

売却した12万1801株に対し、同グループがなお保有を報告しているのは、クラスC株に1対1で転換できる議決権の大きい株式、クラスB株約4110万株だ。今回の売却で得た価格で評価すると約240億ドル相当になる 5。

同じ週、デル創業者の陣営は逆方向に動いた。マイケル・デル氏のファミリーオフィス、MSDパートナーズが、SKハイニックス−6.61% — SKハイニックス, down 6.61 percent todayの親会社、SKグループの株式を4億600万ドルで取得した。SKハイニックスはAIアクセラレーター向け高帯域幅メモリー(HBM)の最大手サプライヤーだ。売り手側のチェ・テウォン会長は、離婚に伴う財産分与のため資金を必要としていた 11。

売却理由は明らかにされず、596ドルの高値が天井だった可能性

シルバーレイクは2013年、マイケル・デル氏による244億ドルの非公開化買収に参画したが、今回の売却の理由は示しておらず、提出書類にも記載がない 112。次のまとまったフォーム4の提出と、受注残に照らした10月期決算を、SECの電子開示システム「EDGAR」で注視したい。CIOらの2028年に関する見方が正しければ、596ドルの高値こそが天井で、シルバーレイクはその14ドル以内の水準で売却したことになる 78。

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AI-generated from this story and its cited sources. Not investment advice.

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