Sterlite Technologies、26年に882%急騰 純利益の約900倍で取引 決算は10月23日

Sterlite Technologiesは2026年、Nifty50指数が約15%下落する中で882%上昇した。12億ドル規模のハイパースケール(超大型データセンター事業者)向け光ファイバー契約と、野村證券の「スーパーサイクル」(超長期の需要拡大)予測が追い風となった。ただ、株価の内側にあるのは、26年3月期の純利益5.6億ルピー、2030年までに売上へと転換していく受注残高、そして利上げに踏み切ったばかりの中央銀行だ。

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Vincent JiangVincent Jiang · 3 min read
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Sterlite Technologiesのマネージング・ディレクター兼最高経営責任者(CEO)、アンキット・アガルワル氏
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アンキット・アガルワル氏が率いるSterlite Technologies。株価は10月9日に52週新高値の1,015.20ルピーで終えた後、10月13日に5%下落した。

通信網やAIデータセンターを結ぶ光ファイバーとケーブルを製造するSterlite Technologies−5.00% — Sterlite Technologies, down 5.00 percent todayは、10月9日に52週新高値の1,015.20ルピーで終えた 1。10月13日には5%反落して963.40ルピーとなった2が、年初来の上げ幅を大きく削るほどではない。10月12日終値時点で、2026年の上昇率は882%、時価総額は5,071.5億ルピーに達する 3。一方のNifty50指数は、外国人投資家による資金流出、米・イランを巡る石油ショック、米国債金利に押されて15%近く下落した3。

Sterliteの882%が2026年の上昇銘柄を圧倒、Nifty50は15%安

-200%0%200%400%600%800%1,000%Sterlite Technologies882%Sigma Advanced Systems411%HFCL291%E2E Networks269%Cupid249%Welspun Corp243%Nifty 50-15%
Data
Value
Sterlite Technologies882%
Sigma Advanced Systems411%
HFCL291%
E2E Networks269%
Cupid249%
Welspun Corp243%
Nifty 50-15%
2026年の株価騰落率(10月12日終値時点)。比較のためNifty50指数を併記した。出所:Upstox3

株価は、実在する利益の約900倍

急騰の裏にある決算数字は小さい。26年3月期の純利益は5.6億ルピーで、前年に当たる25年3月期は12.3億ルピーの赤字だった3。売上高は19%近く増えて474.5億ルピーとなり、受注残高は67%増の730.9億ルピーに膨らんだ 4。時価総額5,071.5億ルピーは、26年3月期の純利益でおよそ900倍、受注残高で約7倍に相当する3。

一時的な戻し益、関税の打撃、そして利上げ

その利益は見かけより薄い。26年3月期第4四半期の純利益5.9億ルピーには、3.1億ルピーの減損戻入が含まれていた4。米国の固定価格契約では関税の再設定が響き、第3四半期だけで公表ベースの利益率が7.6ポイント目減りして、同四半期は純損失に終わった4。急騰のさなかの10月7日には、中央銀行のインド準備銀行が政策金利を0.25%引き上げて5.50%とし、2023年2月以来となる利上げに踏み切った5。同行の委員会は4対2で、段階的な金融引締めへの転換を決めた5。

12億ドルの供給契約と1,350ルピーの目標株価

強気論の核は契約そのものだ。10月1日、Sterlite Technologiesの完全子会社が社名を明かしていないハイパースケール事業者と約12億ドルの供給契約を結んだ。相手は巨大クラウド事業者の一つだ2。契約は2030年12月まで続き、2026年以降は暦年ごとに数量が割り当てられ、発注は随時出される26。需要や供給能力が不足した場合には、双方が上限付きの金銭責任を互いに負う仕組みだ26。

日本の証券会社、野村證券は10月6日に投資判断「買い」と目標株価1,350ルピーでカバレッジを開始した。目標株価は前営業日終値から約35%高い水準だ6。これを受けて同社株は5営業日で約25%上伸した67。野村證券は「光ファイバーケーブル需要のスーパーサイクル」と呼ぶ需給環境を根拠に、29年3月期までに売上高が年率50%、EBITDAが年率89%で複利成長すると予想する6。

指数格上げは数カ月先、すでに株価に織り込み済み

買いを支える足の一本は機械的なもので、その発動は数カ月先だ。ヌバマ・インスティテューショナル・エクイティーズ(Nuvama Institutional Equities)は、規模区分がインデックスファンドの組入れを左右するインド投資信託協会(AMFI)が、2027年上半期の見直しでSterlite Technologiesを小型株から中型株へ格上げするとみている8。中型株の基準となる時価総額は3,650億ルピー前後になるとみられる。時価総額約5,071億ルピーの同社は、すでにこの水準を満たしている38。

カネが届くのは2030年まで、支払いは今

この水準で買う投資家は、2030年12月まで段階的に入るカネ2と、数カ月後に動き出すインデックスマネー8の対価を、いま前払いしていることになる。882%の急騰は、中型株への格上げも野村證券のスーパーサイクルも、すでに織り込んでいる36。10月23日の数字が揃って初めて投資論が成り立つ投資家は、もう遅い。

裏付けの初回分が届くのは10月23日で、第2四半期決算の発表日にあたる2。焦点は2つの数字だ。約731億ルピーの受注残高のうちどれだけが売上高に転じたか、そして米国の関税見直しの後も利益率が維持できたかどうか34。12億ドルがすべて届き終わるのは、予定では2030年12月だ2。

Deepdive

AI-generated from this story and its cited sources. Not investment advice.

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