ブラックロック、純利益16億6000万ドル――2050億ドルの資金流入を確保、AES買収334億ドルはFERC承認待ち
純利益は24.8%増の16億6000万ドル。2050億ドルの純資金流入を確保し、プライベートクレジット(private credit)を巡る懸念で高値から8%超下落していた株価に答えを示した。まだ決着していない賭けは、GIP(グローバル・インフラストラクチャー・パートナーズ)が主導する334億ドルのAES買収で、米連邦エネルギー規制委員会(FERC)の審査を待っている。
Vincent Jiang · 3 min read
懸念に答えを出した四半期
ブラックロック+0.99% — ブラックロック, up 0.99 percent todayの第3四半期(7〜9月)純利益は16億6000万ドルと、前年同期の13億3000万ドルから24.8%増えた。売上収益は77億ドルで、アナリスト予想の75億2000万ドルを上回った12。1株当たりの調整後利益は15.93ドルとなり、市場コンセンサスの14.13ドルをクリアした。顧客からの純資金流入は2050億ドルに達し、運用資産残高(AUM)は前年同期の13兆4600億ドルから15兆5000億ドルへ膨らんだ3。運用システム「アラジン(Aladdin)」に関連する技術契約額は12%増えた1。ラリー・フィンクCEOは資金流入を技術サイクルと結びつけ、「市場のファンダメンタルズは強く、しっかりと支えられている。新技術が触媒となり、より高い利益率と収益の勢いが生まれている」と述べた3。決算発表を受けて株価は一時5%高となった3。
純利益は前年の低調な四半期から24.8%増
Data
| 純利益 | |
|---|---|
| 24年4〜6月 | $1.5B |
| 24年7〜9月 | $1.63B |
| 24年10〜12月 | $1.67B |
| 25年1〜3月 | $1.51B |
| 25年4〜6月 | $1.59B |
| 25年7〜9月 | $1.32B |
| 25年10〜12月 | $1.13B |
| 26年1〜3月 | $2.21B |
| 26年4〜6月 | $1.91B |
| 26年7〜9月 | $1.66B |
HPSの解約は緩和、手数料収入の勘定はなお賭けを支持
株価を2026年の高値から8%超押し下げてきた不安の正体は、プライベートクレジットだった2。ブラックロックが買収したHPSは運用資産1970億ドル超の運用会社で、第3四半期(7〜9月)には「コーポレート・レンディング・ファンド(Corporate Lending Fund)」の口座の11.5%に相当する解約請求を受けた。第2四半期(4〜6月)は13.3%だった2。同ファンドは現在、6億ドル分の買い戻しを計画しており、ロイター通信は業界全体で解約圧力が緩みつつあると報じている45。プライベートマーケット(非公開市場)はブラックロックの運用資産の約2%だが、基本手数料収入では約11%を占める5。フィンクCEOは、同社が過去12か月間でプライベートマーケット向けに680億ドル(うちクレジット向けが250億ドル)を調達したと明らかにした3。
収益は2年で49%増
Data
| 収益 | |
|---|---|
| 24年7〜9月 | $5.2B |
| 24年10〜12月 | $5.68B |
| 25年1〜3月 | $5.28B |
| 25年4〜6月 | $5.42B |
| 25年7〜9月 | $6.51B |
| 25年10〜12月 | $7.01B |
| 26年1〜3月 | $6.7B |
| 26年4〜6月 | $7.08B |
| 26年7〜9月 | $7.75B |
もう一つの賭け、FERCの判断待ち
もう一つの賭けに、四半期決算の数字はない。ブラックロック傘下のGIPが主導するコンソーシアムは、電力会社AESを1株15ドル、債務込みで334億ドルで非公開化する買収を進めている。残る関門は、FERCによる公益審査(public-interest review)だけだ。買収の完了は2026年末~27年初めとされている78。エリザベス・ウォーレン上院議員を含む米連邦議会の議員5人は9月28日、FERCのローラ・スウェット委員長に、GIPが規制対象の電力会社の過去の中央値(10%)のほぼ2倍に当たる15~20%のリターンを追求していることや、ブラックロックによるデータセンター関連資産の保有が交差補助(cross-subsidization)を招きかねないと指摘した8。AES−0.20% — AES, down 0.20 percent todayは、この取引に伴うコストは電力需要家には及ばないとしている8。インディアナ州の規制委員会は10月7日、出力390メガワットのグーグル向けデータセンター給電計画を承認した。その際、小売りの電気料金で回収される送電料金基盤(レートベース)に、7380万ドルの送電網増強費用を組み入れることも認めた。グーグルは、データセンターへの直結の対価として3230万ドルを支払う9。一方、オハイオ州はデータセンターと関わりを持つ取締役に忌避を命じた7。インディアナ州での再審理はグーグル−2.89% — グーグル, down 2.89 percent todayの計画と買収の両方を対象に含み、2027年3月11日のヒアリングまで続く7。
成否を分ける2つの数字――HPSの次回解約請求とFERCの結論
いま重要なのは2つの数字だ。1つはHPSの次回の解約請求で、解約圧力の緩和が続くかどうかを試す。もう1つは審理番号EC26-99におけるFERCの結論である7。この四半期を支えたのはインデックスファンドだった。次の四半期を左右するのは規制当局だ。
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AI-generated from this story and its cited sources. Not investment advice.


