パランティア、米国防総省から年20.5億ドル 空売り筋の勝負どころは商用部門
年間の流入を支えるのは6億3750万ドルのタスクオーダー(業務発注)1件。株価は10月9日に209.05ドルの史上最高値で引け、第3四半期決算の発表は11月2日に迫る。弱気シナリオが突き崩さなければならないのは、AIラボ各社が今まさに争う商用部門だ。
Vincent Jiang · 3 min read
米陸軍の支払いが最初に判明
米陸軍は2026年6月30日、米政府向け子会社のパランティア−0.61% — パランティア, down 0.61 percent todayUSGに9200万ドルを支払った。この支払いが米連邦政府の支出記録に現れたのは10月5日だった1。これは数ある記録の1行にすぎない。同じ台帳によると、過去12カ月間にパランティアの米政府子会社が契約に基づいて受け取った支払いは計20億5244万6457ドルに上る1。
年20.5億ドルの流入、株価は史上最高値
この入金の流れに支えられた株価は10月9日、前日比5.17%高の209.05ドルと史上最高値で引けた。ちょうど同日、バークレイズが投資判断「オーバーウェイト」、目標株価265ドルで株価調査を開始した2。会社側は第3四半期決算の発表を11月2日(月)の引け後と確定させた3。過去3カ月のリターンは46%に達する4。
売上高の74倍は残り半分への賭け
投資家はこの株に、直近12カ月の売上高1ドル当たり約74ドルを払っている。S&P500種株価指数なら約3ドルだ4。プレミアムの根拠は商用部門にある。2025会計年度の売上高の46%を企業顧客が占め、経営陣は8月の決算説明会で、パランティアがモデルの再販も担うAIラボ(大手AI開発企業)各社が、今や同じ顧客を取りに来ていると語った4。ゴールドマン・サックスは10月8日、投資判断を「買い」に引き上げて目標株価を230ドルとし、ソブリンAIとオーダーメイドのアプリケーションをその根拠に挙げた5。
1件のタスクオーダーで6億3750万ドル
年間20.5億ドルのうち6億3750万ドルはタスクオーダー1件
Data
| Value | |
|---|---|
| CDAOのMSSタスクオーダー | $637.6M |
| FORSCOMタスクオーダー1 | $104.8M |
| データプラットフォーム(HAF) | $86.6M |
| DSS IDIQ(HAF) | $76.5M |
台帳の中で最も支払額が大きいのは、米国防総省の首席デジタル・AI担当局(CDAO)配下のタスクオーダー(業務発注)で、支出記録では「MSS」と記載されている。このタスクオーダーからの支払いは1年間で6億3755万2404ドルに達し、台帳全体の約31%を占める1。8月31日付の1億9200万ドルの量産発注では、米陸軍の情報・スペクトル能力担当部門が戦術情報標定アクセスノード(TITAN)のシステム8基を18カ月かけて調達した。うちTITAN全体の量産を主導するパランティアに1億2700万ドル、ライバルの防衛テック企業アンドゥリル$116.89B — アンドゥリル, private, latest valuation $116.89Bに6500万ドルが割り当てられる6。9月17日の4809万ドルの固定価格発注は、旧式の弾薬プラットフォーム9種を退役させる内容だ7。
売上高は10四半期で3倍、7~9月期の見通しは21億6000万ドル
- 売上高
- Estimate
Data
| 売上高 | |
|---|---|
| 24年1~3月期 | $0.63B |
| 24年4~6月期 | $0.68B |
| 24年7~9月期 | $0.73B |
| 24年10~12月期 | $0.83B |
| 25年1~3月期 | $0.88B |
| 25年4~6月期 | $1B |
| 25年7~9月期 | $1.18B |
| 25年10~12月期 | $1.41B |
| 26年1~3月期 | $1.63B |
| 26年4~6月期 | $1.94B |
| 26年7~9月期(見通し) (estimate) | $2.16B |
買いはゼロ、異議は4万4000件
直近6カ月、インサイダー(会社関係者)は公開市場で計91回売却し、買いは一度もしていない。最高経営責任者(CEO)のアレックス・カープ氏だけで売却額は約1億4020万ドルに上る1。英国では、パランティアの技術を基盤に構築されたNHS(英国国民保健サービス)のデータプラットフォームをめぐり、4万4000人を超える人が法的な異議を申し立てている7。株価は現在、予想PERでおよそ110倍の水準で推移しており、過去5回の決算はいずれも市場予想を上回ったものの、うち2回は発表後の取引で下落した2。防衛分野のカネの流れは裏付けできる。だが、株価の倍率を支えているのは商用部門だ。
商用部門の行方は11月2日
会社側は第3四半期の売上高を21億6000万〜21億6400万ドルとするガイダンスを示した。ウォール街の予想はその水準をかろうじて上回るにとどまる24。注目すべきは、米国の商用部門の成長率が第2四半期の149%増からどう動くかと、契約価値が21億3200万ドルからどう変わるかだ4。防衛分野の台帳からの支払いは、どちらに転んでも現金だ。AIラボとの競争が最初に表れるのは、商用部門の数字である。
Deepdive
AI-generated from this story and its cited sources. Not investment advice.



