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グローバス・メディカル、ソフトで設計し自社ロボットで設置するインプラントを披露 11月5日に第3四半期決算

患者個別インプラントの「SCRIPT」は米FDAの認証を取得済みだが、まだ販売されていない。10月14日に北米脊椎学会(NASS)で披露され、ソフト上で作った手術計画はExcelsiusGPSロボットにそのまま読み込める。11月5日発表の2026年第3四半期(7~9月)決算では、ロボット事業がリース移行を進める中で米国脊椎事業がシェアを取り続けられるかが焦点になる。

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Richard TangRichard Tang · 2 min read
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グローバス・メディカルのExcelsius手術エコシステム。左はExcelsiusGPSロボット、右はExcelsius3Dイメージング、Excelsius Flex、ナビゲーションタワーのExcelsiusHub
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グローバス・メディカルの「Excelsius」エコシステム。ソフトで設計したSCRIPTの手術計画は、ExcelsiusGPSロボット(左)かナビゲーションタワー「ExcelsiusHub」(右)に直接読み込まれる。NASS 2026で同社が披露したのは、ソフトからロボットまで切れ目のないこのつながりだ。

グローバス・メディカル+0.52% — グローバス・メディカル, up 0.52 percent as of its last quoteが初の患者個別の脊椎インプラントを公開した。だが興味深いのはインプラントそのものではない。その裏側の仕組みの方だ。今週、サンアントニオで開かれた北米脊椎学会(NASS)の会合で披露されたSCRIPTは、米FDAの認証を取得済みで、販売は始まっていない。同社が示したのは、外科医が立てた手術計画がソフトからロボットまで途切れずに流れる、ということだ。1

手術計画がロボットに直接読み込まれる

設計ソフト「SCRIPT Studio」では、外科医がアライメントやインプラントの位置、形状、固定方法を自ら決め、事実上、その患者一人のためのインプラントを設計する。出来上がった計画は、同社の手術ナビゲーションロボット「ExcelsiusGPS」か「ExcelsiusHub」に直接読み込まれる。これにより同社のロボットとインプラントは、別々の2回の購入ではなく、1つの製品として売られる。1

狙いは囲い込み、証明はこれから

この点は投資判断にも影響する。同社の成長を支えるのは米国脊椎事業によるシェア獲得で、第2四半期(4~6月)も7%増と市場全体の伸びを上回り、上回りは5四半期連続となった。3 一方、エネーブリング・テクノロジー(支援技術)部門はリースモデルへの移行で、報告ベースの売上高が26%減った一方で、導入台数は25%増えた。同社はこの移行を、需要の喪失ではなく戦略上の選択だと位置づけている。4

第2四半期、脊椎事業は7%増 リース移行の陰でロボット導入台数は25%増

-40-2002040米国脊椎事業の売上高成長率7エネーブリング・テクノロジー部門の売上高(報告ベース)-26エネーブリング・テクノロジー部門の導入台数25
Data
Value
米国脊椎事業の売上高成長率7
エネーブリング・テクノロジー部門の売上高(報告ベース)-26
エネーブリング・テクノロジー部門の導入台数25
いずれもグローバス・メディカルが報告した2026年度第2四半期の前年同期比増減率。エネーブリング・テクノロジー部門の売上高の減少は柔軟なリースモデルへの移行を反映したもので、導入台数の伸びは金額ではなく台数で測った数字だ。3,4

患者個別のインプラントは、外科医をエコシステムに深く依存させ、1症例あたりの売上高を増やす手段だ。相手は、脊椎分野で競合する総合医療機器最大手2社、メドトロニック−0.65% — メドトロニック, down 0.65 percent as of its last quoteとストライカー0.00% — ストライカー, unchanged as of its last quoteだ。SCRIPTとともに発表された腹臥位(うつぶせ)用ポジショナー「XLIF Prone」と牽開器「MaXcess Air」も、体位の設定から患部への進入、手術の実行までを同じパッケージにまとめる構図をさらに広げる。1 SCRIPTの商業化が順調に進めば、この結びつきはいっそう強まるはずだ。ただ、価格決定力にまで転じるかは、どの情報源もまだ検証していない仮説で、同社が明らかにしていない発売条件次第だ。

グローバス・メディカルがNASS 2026のブースで示した「XLIF Prone」手術ソリューションのグラフィック。腹臥位ポジショナーをExcelsiusGPSロボットとイメージング装置が囲む構図
NASS 2026でSCRIPTとともに発表された「XLIF Prone」手術ソリューション。同社ブースのグラフィックでは、新型の腹臥位ポジショナーの周囲にExcelsiusGPSロボットとイメージング装置を配している。 · Globus Medical via LinkedIn

発売時期も価格も見通しも未提示

残るつなぎ目は商業化だ。同社は発売時期、価格、売上高見通しのいずれも示していない。つまり、外科医の手術予定がそれを証明するまで、これは製品群のデモにすぎない。1

11月5日決算の焦点

2026年第3四半期(7~9月)の決算は11月5日、米国市場の引け後に発表される。市場コンセンサスは売上高が約7億9200万ドル、調整後EPS(1株当たり利益)が1.20ドルで、前年同期の7億6900万ドル、1.18ドルから小幅に増える見通しだ。3 囲い込みを軸とする投資仮説には、この決算で2つの裏付けが要る。米国脊椎事業が市場平均を上回るペースの成長を維持していることと、ロボット事業がリースモデルへの移行期を脱した兆しを見せることだ。この2点がそろえば、SCRIPTへの賭けは展示会の出し物ではなく、成長ストーリーらしく見え始める。

7~9月期のコンセンサスは7億9200万ドル 前年同期の7億6900万ドルを約3%上回る

  • 売上高
  • Estimate
$0M$500M$1,000M24年1~3月24年7~9月25年1~3月25年7~9月26年1~3月26年7~9月(予想)$789.61M
Data
売上高
24年1~3月$606.67M
24年4~6月$629.69M
24年7~9月$625.71M
24年10~12月$657.29M
25年1~3月$598.12M
25年4~6月$745.34M
25年7~9月$769.05M
25年10~12月$826.42M
26年1~3月$759.85M
26年4~6月$789.61M
26年7~9月(予想) (estimate)$792M
グローバス・メディカルがSEC(米証券取引委員会)に提出した資料に基づく四半期別売上高(単位は100万ドル)。26年7~9月期は11月5日の決算発表を前にしたアナリストのコンセンサスで、会社側の数字ではない。24年半ばまでの前年同期比は、ヌバシブ(NuVasive)との経営統合の影響で伸びが大きく出ている。3,5

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